四字熟語

観天望気

(かんてんぼうき)

計器に頼らず、空や雲、風のようすを観察して、経験をもとに天気の移り変わりを予測すること。


7文字の言葉 / 「か・が」から始まる言葉
観天望気 ことば
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意味

「観天望気(かんてんぼうき)」とは、空を見上げて雲や風の動きを確かめ、これからの天気を読み取るという意味です。
気象の観測機器に頼らず、それまでに積み重ねた経験をもとに予想するのが特徴です。

こうした経験の一部は、「夕焼けは晴れ」「燕が低く飛ぶと雨」のような短い言い伝えの形で今も残っています。

語源・由来

「観天」は星のようすを見ること、「望気」は大気の動きを見ることで、どちらも古くから行われてきた天気を知る方法です。
このうち「観天」の方法にはほとんど根拠がなく、「望気」の方法には気象学から見ても筋の通るものが多く含まれています。

観察の手がかりになるのは、雲や風、太陽や月のまわりにできる光の輪(暈かさ)、虹、遠くの景色の見通しのよさなどです。

使い方・例文

  • 漁師の祖父は毎朝浜に立ち、観天望気で船を出すかどうかを決める。
  • 理科の授業で、雲の形を記録して翌日の天気を当てる観天望気に挑戦した。
  • 山の天気は急に崩れるので、ガイドは観天望気の心得を登山客に教えている。
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類義語・関連語

空のようすから天気を読むことにかかわる語です。

  • 日和見(ひよりみ):
    空模様を見ること。また、その役目の人。有利なほうにつこうと形勢をうかがう意味もある。
    江戸時代の港の近くには日和見のための小高い丘があり、今も日和山ひよりやまという地名に残っている。
  • 天気俚諺(てんきりげん):
    天気や天候の移り変わりの予測にかかわる、昔からの言い伝え。
    観天望気の経験をまとめた言葉で、「天気のことわざ」とも呼ばれる(俚諺は、ことわざの古い言い方)。

天気の言い伝えは、以下の記事にまとめています。

天気の言い伝えには、気象学で説明できないものもある

日本のような中緯度の地域では、上空を吹く偏西風へんせいふうに乗って、天気がおおむね西から東へ移っていきます。
夕焼けが見えるのは日が沈む西の空が晴れているからで、その晴れた空が翌日にやって来ると考えられます。
反対に「朝焼けは雨」は、低気圧が近づいてくるのをとらえたものとされます。

「燕が低く飛ぶと雨」は空気の湿り気が増したことをとらえたもので、数時間先の天気を知る手がかりになります。
一方で、「猫が顔を洗うと雨」のように、気象学では説明がつかないとされる言い伝えもあります。

科学的な天気予報が進んだ今では観天望気の重みは小さくなりましたが、ごく短い時間の予測には今も役立つことがあります。

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