意味
「狸寝入り(たぬきねいり)」とは、眠っていないのに眠っているふりをすること。
単に目を閉じているだけでなく、自分にとって都合の悪い状況や、関わりたくない場面をやり過ごすために意識がないことを装うニュアンスが含まれます。
語源・由来
「狸寝入り」は、「狸」と「寝入り」を合わせた言葉です。
「狸」は昔話などで人を化かす動物とされ、人をあざむくことや、したたかで一筋縄ではいかない人の意味でも使われます。
「狸寝入り」を略して、単に「狸」とも言います。
使い方・例文
「狸寝入り」は主に、追及を逃れたい時や、面倒な事態を避けたい場面で使われます。
- 子供が狸寝入りをしている。
- 布団に潜り込んで狸寝入りを決め込んだ。
- 起きているのに目を閉じ、狸寝入りでやり過ごした。
類義語・関連語
「狸寝入り」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 空寝(そらね):
眠っていないのに寝たふりをすること。 - 嘘寝(うそね):
眠っているふりをすること。
英語表現
「狸寝入り」を英語で表現する場合、以下のフレーズが適しています。
play possum
意味:死んだふりをする、寝たふりをする
ポッサム(オポッサム)という動物が、敵に襲われると死んだふりをする習性に由来する表現です。
He is just playing possum.
(彼はただ寝たふりをしているだけだ。)
feign sleep
意味:眠りを装う
動物の比喩を使わず、「寝たふり」を説明する一般的な表現です。
She tried to feign sleep.
(彼女は寝たふりをしようとした。)
タヌキの「死んだふり」は演技ではない
タヌキには、強く驚くと体が動かなくなり、死んだようになる「擬死」という習性があります。
しばらくすると逃げ去るので、人の目には死んだふりをして欺いたように映りますが、タヌキに騙す意図があるわけではありません。
この習性を「狸寝入り」の由来とする説明も見かけますが、言葉の成り立ちとの関係ははっきりしていません。













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