人間関係において、人情に薄く思いやりに欠ける「薄情」な態度を示す言葉は数多く存在します。
日常的な素っ気なさから、恩知らずな裏切り、用済みで切り捨てる非情な行いまで、冷酷な心理や振る舞いを表す言葉をまとめました。
日常的な態度の冷たさ
- 素っ気ない(そっけない):
思いやりや温かさが感じられない冷淡なさま。 - 木で鼻を括る(きではなをくくる):
無愛想で不親切な態度をとること。 - 取りつく島もない(とりつくしまもない):
冷淡で頼ったり話しかけたりするきっかけがないさま。 - にべもない:
愛想や思いやりが全くなくそっけない様子。 - けんもほろろ:
頼み事などを無愛想にきびしく拒絶するさま。 - 邪険にする(じゃけんにする):
相手の気持ちを考えず無慈悲で冷たく扱うこと。 - 袖にする(そでにする):
親しかった人を急に冷たくあしらい相手にしないこと。 - 手のひらを返す(てのひらをかえす):
それまでの態度を一変させて急に冷たくなること。 - 白い目で見る(しろいめでみる):
冷淡なあるいは軽蔑のこもった目つきで人を見ること。 - 鼻もひっかけない(はなもひっかけない):
全く無視し相手にしない冷淡なさま。 - 氷のような(こおりのような):
非常に冷たい感情のこもらない目つきや態度のたとえ。 - 血も涙もない(ちもなみだもない):
温かい心や同情心が全くない冷酷なさま。 - 非情(ひじょう):
人間としての感情や思いやりがないこと。 - 冷淡(れいたん):
物事や他人に対して無関心で思いやりがないさま。 - 無慈悲(むじひ):
他者へのいつくしみやあわれみの心がないこと。 - 不人情(ふにんじょう):
人情味に欠け他人に思いやりがないこと。 - 冷血無情(れいけつむじょう):
血が通っていないかのように冷淡で情愛がないこと。 - 冷酷非道(れいこくひどう):
冷たくむごく人としての道に外れていること。 - 冷酷非情(れいこくひじょう):
冷たくむごく人としての情愛に欠けていること。 - 鉄石心腸(てっせきしんちょう):
鉄や石のように堅く情に動かされない冷酷な心。 - 無情非道(むじょうひどう):
人情がなく人の道に外れていること。
恩知らず・裏切り
- 恩を仇で返す(おんをあだでかえす):
受けた恩に感謝せず反対に害を加えること。 - 飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる):
世話をし信頼していた者から裏切られ害を受けること。 - 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる):
親切心につけこまれ恩を仇で返されること。 - 喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる):
苦難が過ぎると助けてもらった恩を容易に忘れること。 - 忘恩負義(ぼうおんふぎ):
受けた恩を忘れ人としての道義に背くこと。 - 足蹴にする(あしげにする):
人をひどく軽蔑し恩人などを無下に扱うこと。
無関心・傍観
- 対岸の火事(たいがんのかじ):
他人の災難を自分とは無関係として傍観する態度。 - 知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ):
関係があるのにわざと知らないふりをする冷淡な態度。 - 冷眼傍観(れいがんぼうかん):
物事を冷やかな目で関心を持たずに見ていること。 - 無関心(むかんしん):
物事や他人に対して関心や興味を持たないこと。 - 利己的(りこてき):
自分の利益だけを考え他人のことを顧みないさま。
人間関係の希薄さ・用済み
- 他人行儀(たにんぎょうぎ):
親しい相手に対して他人のように遠慮がちで冷淡なさま。 - 人情紙のごとし(にんじょうかみのごとし):
人の情愛は紙のように薄く移ろいやすいということ。 - 澆季薄俗(ぎょうきはくぞく):
人情が薄く風俗がすさんだ世の中のありさま。 - 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ):
利益やお金がなくなると途端に関係も冷酷に断たれること。 - 秋の扇(あきのおうぎ):
時期が過ぎて顧みられなくなるもののたとえ。 - 狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる):
利用価値がなくなると不要として捨てられること。 - 鳥尽きて弓蔵められる(とりつきてゆみおさめられる):
目的を果たした後は用済みとして冷遇されること。







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