意味
「一致団結(いっちだんけつ)」とは、大勢の人が同じゴールに向かって気持ちをそろえ、一丸となって力を合わせるという意味です。
「一致」は意見や心がぴったり重なり合うこと、「団結」は多くの人が目的のために固く結びつくことを指し、単なる協力関係を超えた精神的な一体感を強調する言葉となっています。
- 一致(いっち):心や意見が一つになること。
- 団結(だんけつ):集団が固くまとまること。
語源・由来
「一致団結」は、「一致」と「団結」の二つの熟語を重ねた語です。
「一致」で二人以上の人の利害や心情が一つに合わさり、「団結」でその心を堅く結び合わせて共同の目的に向かう、という順に意味が重なっています。
使い方・例文
共通の目標に向かって組織やチームが結束する場面で、その勢いや絆を表現する際に使われます。
例文
- クラスが一致団結し、文化祭を成功させた。
- プロジェクト完遂に向け、チームが一致団結する。
- 家族が一致団結し、この苦境を乗り越える。
類義語・関連語
「一致団結」と似た意味を持つ言葉には、協力の深さや規模に応じた表現があります。
- 戮力協心(りくりょくきょうしん):
全員が力を合わせ、心を一つにして物事に取り組むこと。 - 和衷協同(わちゅうきょうどう):
心を合わせ、互いに協力して事をすること。 - 挙国一致(きょこくいっち):
国全体が一つになって、重大な事態に対処すること。
対義語
「一致団結」とは対照的な意味を持つ言葉は、組織がバラバラで統一感のない状態を指します。
- 同床異夢(どうしょういむ):
同じ立場にいながら、考えていることや目的が全く違うこと。 - 烏合の衆(うごうのしゅう):
規律もなく、ただ寄り集まっただけのまとまりのない群衆。 - 支離滅裂(しりめつれつ):
まとまりがなく、バラバラに分かれて収拾がつかないこと。
英語表現
「一致団結」を英語で表現する場合、結束や協力の精神を強調する定型句を用います。
Unity is strength
「団結は力なり」という意味の表現。
We need to believe that unity is strength to win.
(勝つためには、一致団結することが力になると信じる必要がある。)
Pull together
一丸となって協力する、結束するという意味の表現。
If we all pull together, we can succeed.
(全員が一致団結すれば、成功を収めることができる。)
一致団結の「団」は、もとは「まるい」の意味
「団結」の「団」は、旧字で「團」と書きます。
『説文解字』は「團は圜きなり」と説明しています。
囗で囲い、「専」が音を表す形で、意味は「まるい」です。
団子、団扇、蒲団、団欒——どれも丸さが元にあります。
一方、「団結」や「集団」の「団」は、「集まる」「ひとまとまり」の意味で使われています。















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