ことわざ 慣用句

雨後の筍

(うごのたけのこ)

似たような物事が次々と勢いよく現れること。

異形:雨後のたけのこ

7文字の言葉 / 「う」から始まる言葉
雨後の筍 ことば
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意味

「雨後の筍(うごのたけのこ)」とは、ひとつの出来事をきっかけに、同じような物事が次から次へと勢いよく出てくるという意味です。
単に数が増えるだけでなく、短期間に競い合うように現れる様子を含んだ言葉です。

語源・由来

竹の子

「雨後の筍」の語源は、雨が降った後にタケノコが次々に生えてくる様子にあります。

雨上がりの竹林で、あちこちから一斉にタケノコが顔を出す光景が、社会現象や流行が立て続けに起こる様子と重ね合わされました。

使い方・例文

「雨後の筍」は、新しい技術や流行、あるいは似たような店舗が短期間に乱立する場面などで使われます。
活気がある肯定的な文脈から、質が伴わないものが溢れるといった皮肉めいた文脈まで、幅広く用いられます。

例文

  • 新しいカフェが次々と開店し、まるで雨後の筍のようだ。
  • SNS上では新語が雨後の筍のように生まれては消えていく。
  • 健康ブームに乗って、似たような健康法の本が雨後の筍のように出版された。

類義語・関連語

「雨後の筍」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 陸続(りくぞく):
    絶えることなく、次から次へと続く様子。
  • 輩出(はいしゅつ):
    優れた人物が、続々と世に現れること。
  • 百花斉放(ひゃっかせいほう):
    さまざまな花が一斉に咲くように、多くの思想や芸術が活発に現れること。

「雨後の筍」は物事の出現そのものの勢いに焦点を当てますが、「輩出」は主に「人物」に対して使われるという使い分けがあります。

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対義語

「雨後の筍」とは対照的な意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく):
    人が寄り付かず、ひっそりと静まり返っている様子。
  • 影も形もない(かげもかたちもない):
    あったはずのものが消え失せたり、現れる兆しが全くなかったりすること。

英語表現

「雨後の筍」を英語で表現する場合、キノコ(mushroom)を用いた比喩が一般的です。

spring up like mushrooms

直訳:キノコのように急に現れる
意味:短期間に急増する、続出する
英語ではタケノコではなく、次々に生えてくるキノコが比喩に使われます。

New coffee shops are springing up like mushrooms all over the city.
(新しいコーヒーショップが、街中に雨後の筍のように現れている。)

筍は速く伸びるが、雨後の筍は「次々現れる」意

実際の筍の成長は、植物学的に見ても驚異的です。
竹には「節」がありますが、それぞれの節の成長点が同時に活動するため、先端だけが伸びる他の樹木とは比較にならない速さで背丈を伸ばします。

ただし、「雨後の筍」が表すのは一本一本の伸びる速さではなく、似たものが次々に現れることです。
「急に大きく育つ」「成長が早い」という意味で使うのは誤りとされています。

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