意味
日足が早いとは、日が沈むまでの時間がぐっと短くなり、夕暮れが駆け足でやって来るように感じられる様子を意味します。
特に秋から冬にかけて、日照時間が急速に短くなる時期の実感を表す言葉です。
- 日足(ひあし):太陽が空を渡る動き、日照時間。
- 早い(はやい):速度・進み方がすばやい。
語源・由来
「日足」は、太陽が東の空から西の空へと渡っていく動きを、人の足の運びに見立てた言葉です。
秋から冬にかけて日照時間が急速に短くなる時期に、この歩みが速く感じられることから「日足が早い」と表現されるようになった、という説があります。
使い方・例文
「日足が早い」は、秋から冬にかけての日暮れの早さを話題にする場面で使われます。
- 十一月に入り、日足が早いと感じる日が増えてきた。
- 冬至が近づくにつれ、日足が早いことを実感する。
- 日足が早いので、退社する頃にはもう外が暗い。
類義語・関連語
「日足が早い」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし):
秋の太陽は井戸の釣瓶が落ちるように、あっという間に沈んでしまうということ。
対義語
「日足が早い」とは対照的な意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 日足が延びる(ひあしがのびる):
日照時間が長くなり、日暮れが遅くなること。
英語表現
The days are getting shorter
「日が短くなってきている」という、日足が早いに近い日常的な英語表現。
The days are getting shorter as winter approaches.
(冬が近づくにつれ、日足が早くなってきた。)
日脚という古い季語が、秋の日暮れの早さを言い当てていた
「日足が早い」の「日足(日脚)」は、太陽が空を移動していく様子、つまり昼間の長さの変化そのものを指す古い言葉です。
俳句の世界では季語としても使われ、冬から春にかけて日が長くなっていく様子を「日脚伸ぶ」と表現します。
「日足が早い」はこの逆で、秋から冬にかけて日が短くなり、夕方が急に早く訪れるようになる時期の実感を表しています。
太陽の動きという目に見える現象を、まるで足があるかのように擬人化してとらえた発想がこの言葉の背景にあります。










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