意味
「水入らず」とは、身内や親しい者だけで、他人を交えずに集まっているという意味です。
「親子水入らず」「夫婦水入らず」のように、遠慮のいらない間柄だけで過ごす親密さを表す言葉です。
語源・由来
「水入らず」は、油と水の関係になぞらえてできた言葉とされます。
性質が違ってしっくり解け合わないさまを昔から「水と油」といい、その裏返しとして、油の中に水が入っていない状態を、他人が交じらず親しい者だけが集まっている様子にたとえたものです。
使い方・例文
「水入らず」は、身内だけで過ごす時間や場面を表すときに使われます。
- 久しぶりに、家族水入らずの食卓を囲んだ。
- 新婚旅行は夫婦水入らずでゆっくり過ごした。
- 親子水入らずの時間を大切にしている。
「水と油」の裏返しとしての「水入らず」
油と水は混ざらないという同じ性質が、正反対の場面で使われているのが面白いところです。
解け合わない人間関係のたとえが「水と油」であるのに対し、「水入らず」は水が入っていないこと、つまり余計なものが混じらない状態のほうを指しています。
同じく「水」を使う「水臭い」は、水分が多くて味が薄い意味から情の薄さに転じた言葉で、こちらは味覚を通した比喩です。
水という一つの言葉が、混ざる・薄めるという二つの働きから別々の表現を生んでいます。









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