慣用句

御輿を据える

(みこしをすえる)

座り込んで動かないこと。ゆったりと構えて動じないこと。


7文字の言葉」から始まる言葉
御輿を据える ことば
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意味

「御輿を据える」は、人の家などで話し込んで長く居続け、なかなか腰を上げない人についていう言い方です。
ただ長居するというだけでなく、その場に座り込んで動こうとしないという腰の重さを表します。
あわてず、ゆったりと構えて動じないようすを指す場合もあります。

  • 御輿(みこし):神霊の乗り物とされる輿。
  • 据える(すえる):動かないように置く。

語源・由来

「御輿を据える」は、「輿」と「腰」がどちらも「こし」と読めることを使った言い回しです。
反対の意味になる「御輿を上げる」も、「輿」を「腰」にかけた言い方です。
「御輿を据える」は「腰をすえる」とも言い換えられます。

使い方・例文

「御輿を据える」は、一度座った人がそのまま長く居続ける場面で使われます。

  • 客は茶の間に御輿を据えて、日が暮れても帰らない。
  • 一杯のつもりが御輿を据えてしまい、終電を逃した。
  • 部長が御輿を据えると、会議はいつも長引く。

類義語・関連語

「御輿を据える」と同じように、その場から動かないようすを表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 腰を据える(こしをすえる):
    ある場所に落ち着くこと。落ち着いて物事に当たること。
  • 尻が重い(しりがおもい):
    面倒がって、なかなか動こうとしないこと。
  • 腰が重い(こしがおもい):
    なかなか行動に取り掛からず、物事を始めるまでに時間がかかること。

「御輿を据える」と「腰を据える」の違い

どちらも「据える」で、その場に落ち着くようすを表します。
分かれるのは、動かないことを困った点として見るか、取り組む姿勢として見るかです。

語句どう落ち着くか使われ方
御輿を据える
(みこしをすえる)
座り込んで動かない長居や腰の重さ
腰を据える
(こしをすえる)
場所を決めて落ち着く物事に取り組む姿勢

対義語

「御輿を据える」と正反対に、座っていた人が腰を上げて動き出すことを表す言葉があります。

  • 御輿を上げる(みこしをあげる):
    腰を上げて立ち上がること。仕事に取りかかること。

「御輿」がつく三つの言い回し

「御輿」を使った言い回しは三つあります。
「御輿を据える」と、腰を上げて立ち上がることをいう「御輿を上げる」は、輿を腰にかけた形で対になります。
残る「御輿を担ぐ」だけは腰にかけておらず、他人をおだて上げる、もちあげるという意味で、「担いで会長に祭りあげる」のように使います。
なお、この語は「神輿」とも書きます。

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