意味
「礼に始まり礼に終わる(れいにはじまりれいにおわる)」とは、何をするときも礼儀正しい挨拶から始め、最後まで礼を尽くして締めくくるべきだという教えを意味します。
特に武道において、勝敗以上に相手への敬意を貫く姿勢を重んじる考え方を表します。
- 礼(れい):相手への敬意を、行動や言葉で表す作法。
- 始まり・終わる:物事の最初と最後。
語源・由来
武道の稽古や試合では、開始前と終了後に必ず相手や道場へ一礼する作法が受け継がれています。
この精神を明文化した言葉としては、空手の松濤館流を開いた船越義珍が示した「松濤二十訓」の第一条、「空手道は礼に始まり礼に終る事を忘るな」がよく知られています。
柔道や剣道など他の武道でも同様の礼法が重んじられており、特定の流派に限らず、日本の武道全体に根づいた精神を表す言葉として広まったという説があります。
使い方・例文
礼に始まり礼に終わるは、武道の稽古や試合の場面のほか、勝敗にこだわりすぎる姿勢を戒める場面でも使われます。
- 柔道は礼に始まり礼に終わる、精神修養の側面も持つ。
- 監督は選手たちに礼に始まり礼に終わる大切さを説いた。
- 試合に負けても、礼に始まり礼に終わる姿勢は崩さなかった。
空手道二十訓の言葉、いまは柔道・剣道でも
「礼に始まり礼に終わる」は空手道二十訓の第一条にある言葉ですが、いまは柔道・剣道など日本の武道で広く説かれています。
試合の前後の礼を、勝ち負けの外の作法ではなく試合の一部とみなす点が、これらの武道に共通しています。










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