意味
「火蓋を切る(ひぶたをきる)」とは、戦い・試合・競争などを始めるという意味です。
戦いに限らず、物事に取りかかって動き出す場面にも使います。
- 火蓋(ひぶた):火縄銃の火皿のふた。
- 火縄銃(ひなわじゅう):火縄の火で火薬に点火して撃つ昔の銃。
語源・由来
この言葉は、火縄銃の火蓋を開いて点火の用意をすることから生まれました。
火縄銃では、火薬を詰める火皿の火口を火蓋でおおっておき、撃つときに火蓋を開きます。
この「火蓋を開く」動作が、発砲することや、戦いなどを始めることを表すようになりました。
使い方・例文
- リーグ戦は、強豪どうしの対戦で火蓋を切った。
- 新商品をめぐる両社の競争が、きのう火蓋を切った。
- いよいよ生徒会選挙の火蓋が切られる日が来た。
「火蓋を切って落とす」は誤りです
「火蓋を切って落とす」は誤りです。
「幕を切って落とす」という別の言い方と混ざってできた形なので、「火蓋を切る」とだけ言います。
類義語・関連語
「始める」という意味で、置き換えられる語です。
- 口火を切る(くちびをきる):
ほかに先がけて物事を始め、きっかけをつくること。

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