慣用句

年季が入る

(ねんきがはいる)

長年にわたって修練を重ね、腕前が確かなこと。道具などが長く使い込まれていることにもいう。


7文字の言葉 / 「ね」から始まる言葉
年季が入る ことば
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意味

「年季が入る(ねんきがはいる)」とは、長い年月をかけて腕を磨き、技がしっかり身についているという意味です。
また、道具などが長い間使われて、古びているという意味でも使います。

語源・由来

この言葉の「年季」は、昔、奉公人ほうこうにん(= 主人の家に住み込んで働く人)を雇うときに取り決めた年数のことで、1年を1季と数えました。

使い方・例文

「年季の入った技」のように、「が」を「の」に替えた形でも使います。

  • 祖母の漬物を漬ける腕には、五十年の年季が入っている。
  • 父の書斎には、年季の入った革のかばんが置いてある。

使うときの注意

「年期が入る」と書かれることもありますが、ふつうは「年季」と書きます。
また、音の似た「念が入る」は、手間をかけて丁寧なことをいう別の言葉で、長年の修練による熟達の意味はありません。

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類義語・関連語

  • 年季を入れる(ねんきをいれる):
    長い間努力して、仕事などの修練を積むこと。「年季が入る」は積んだ結果の熟達をいい、こちらは修練を積むことそのものをいう。
  • 昔取った杵柄(むかしとったきねづか):
    若い頃に身につけ、今も衰えていない腕前や技術。「年季が入る」は長年の修練による熟達をいい、こちらは若い頃に覚えた腕前が今も残っていることをいう。

英語表現

an old hand

ある分野で長く経験を積み、腕の確かな人。
「an old hand at 〜」で「〜に年季の入った人」の形。

My grandfather is an old hand at fixing clocks.
(祖父の時計修理の腕には年季が入っている。)

商家や職人の奉公は長い年季

1年や半年で入れ替わる短い奉公は、給金を得るための大人の働き口で、武家や農家に多く見られました。
江戸時代の中ごろからは、こうした短い奉公が一般的になります。
それでも商家や職人の家では、子どものうちに住み込んで商売や技術を覚えるため、何年にも及ぶ年季の奉公が多く続きました。
商家では、年季を重ねた奉公人が下働きの丁稚でっちから、店を取り仕切る番頭へと上がり、店の名を分けてもらって独立する道もありました。

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