意味
「老成円熟」とは、長年の経験を重ねることで人格や技量が磨かれ、落ち着いて物事に対応できるようになった状態を表す四字熟語です。
若さゆえの未熟さとは対照的な、年齢や経験に裏打ちされた深みを評価する際に使われます。
- 老成(ろうせい):経験を積んで大人びること。
- 円熟(えんじゅく):人格や技量が満ち足りて豊かになること。
語源・由来
「老成円熟」は、「老成」と「円熟」という、どちらも成熟した状態を表す言葉を組み合わせた四字熟語です。
「老成」は、年齢を重ねて経験を積み、落ち着きを身につけることを指す言葉として使われてきました。一方の「円熟」は、角が取れて丸みを帯びる「円」と、果実が熟すように内容が充実する「熟」を組み合わせた言葉で、人格や技量が十分に満ち足りた状態を表します。
この2つの言葉を重ねることで、経験の蓄積と、その結果もたらされる完成度の高さの両方を強調する四字熟語になっています。
使い方・例文
「老成円熟」は、長年その道に携わってきた人の落ち着いた振る舞いや作品を評価する場面で使われます。
- あの棋士の老成円熟した指し手には、若手にはない深みがある。
- 彼女の演技は年々老成円熟の域に達している。
類義語・関連語
「老成円熟」と同様に、経験に裏打ちされた熟達を表す言葉には、次のようなものがあります。
- 老練(ろうれん):経験を積んで物事に慣れ、巧みなこと。
- 熟練(じゅくれん):技術や経験を十分に積んで、上手なこと。
中でも「老練」は、経験の蓄積という点で意味が近く、特に混同しやすい言葉です。
「老成円熟」と「老練」の違い
| 語句 | 対象 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 老成円熟 (ろうせいえんじゅく) | 人格・知識・技量など全体 | 深みや完成度の高さを評価 |
| 老練 (ろうれん) | 技術や物事への対処の仕方 | 手慣れた巧みさを評価 |
英語表現
seasoned
本来は料理の味が染み込む様子を表す言葉で、そこから転じて経験を積んで熟達した人や物事を指す表現。
She is a seasoned diplomat with decades of experience.
(彼女は数十年の経験を持つ老成円熟した外交官だ。)









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