慣用句

棺を蓋いて事定まる

(かんをおおいてことさだまる)

生きている間の評価は定まらず、その人の本当の値打ちは死後になって決まるということ。

異形:棺を蓋うて事定まる

13文字の言葉か・が」から始まる言葉
棺を蓋いて事定まる ことば
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意味

「棺を蓋いて事定まる」とは、人の本当の値打ちは、その人が世を去ったあとになってようやく定まるという教えです。
生きている間の評判や地位だけで早々に評価を決めてしまうことを戒める場面で使われます。

語源・由来

「棺を蓋いて事定まる」は、中国の歴史書『晋書』劉毅伝に由来する言葉です。
さらに、唐の詩人である杜甫の詩にも「丈夫は棺を蓋いて事始めて定まる」という一節があり、この言い回しが広く知られるきっかけになったとみられます。

使い方・例文

「棺を蓋いて事定まる」は、亡くなった人物の功績や人生を振り返って評価する場面や、物事の結末を早合点しないよう戒める場面で使われます。

  • あの経営者への評価は、棺を蓋いて事定まるのたとえどおり、亡くなって初めて定まった。
  • 道半ばで判断せず、棺を蓋いて事定まるの心構えで見守るべきだ。

類義語・関連語

「棺を蓋いて事定まる」と同じ内容を、四字熟語で短く言い表した言葉もあります。

  • 蓋棺事定(がいかんじてい):「棺を蓋いて事定まる」を四字熟語の形にまとめた言い方。

王の富を退けた賢者の一言

同じ発想は、古代ギリシャの歴史書にも見られます。
歴史家ヘロドトスの『歴史』には、莫大な富を誇ったリュディア王クロイソスに対し、賢者ソロンが「人は死ぬまでは幸福だったとは言えない」と答えた逸話が登場します。
生きている間の栄華だけでは人の値打ちは測れない、という考え方は、洋の東西を問わず共有されてきました。

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