【特集】ネガティブ思考な人に関することわざ・慣用句・故事成語・四字熟語一覧

【特集】ことわざ・慣用句・四字熟語
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物事をつい悪い方へ考えてしまったり、心配性だったりする「ネガティブ思考」。

この記事では、そうした心の状態や、悲観的な様子、落ち込みやすい性質に関連する、ことわざ、慣用句、四字熟語、故事成語などを一覧で紹介します。

「ネガティブ思考」に関連する言葉

「ネガティブ思考」というテーマに関連する、主なことわざや慣用句、四字熟語などを紹介します。

ことわざ

  • 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく):
    一度の失敗に懲りて、必要以上に用心深くなることのたとえ。熱い羹(スープ)で火傷した人が、冷たい膾(なます)まで吹いて冷ますことから。
  • 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる):
    非常に用心深く、慎重に物事を進めることのたとえ。(用心深い意味だが、過度に慎重すぎるという否定的な文脈でも使われる)
  • 石橋を叩いても渡らない(いしばしをたたいてもわたらない):
    極度に用心深く、疑い深いこと。慎重すぎて行動に移せないことのたとえ。
  • 取り越し苦労(とりこしぐろう):
    まだ起こってもいないことをあれこれ想像し、心配すること。

慣用句

  • 青菜に塩(あおなにしお):
    すっかり元気をなくし、しょげているさま。
  • 色を失う(いろをうしなう):
    驚きや恐怖、失望などで、顔が青ざめること。
  • 影におびえる(かげにおびえる):
    実際にはない危険や、ささいなことをひどく恐れること。
  • 気が小さい(きがちいさい):
    ささいなことでも恐れたり、心配したりする臆病な性質。
  • 気が滅入る(きがめいる):
    気分がひどく憂鬱になること。
  • 苦虫を噛み潰したよう(にがむしをかみつぶしたよう):
    非常に不愉快そうな、また苦々しそうな顔つき。
  • 尻込みする(しりごみする):
    恐れや不安を感じて、積極的に行動するのをためらうこと。
  • 根に持つ(ねにもつ):
    過去の不快な出来事や恨みを、いつまでも忘れずに心の中に持ち続けること。
  • 眉をひそめる(まゆをひそめる):
    心配事や不快なこと、他人の好ましくない言動に対して、顔をしかめるさま。
  • 胸が騒ぐ(むねがさわぐ):
    心配や不安、予感などで、心が落ち着かなくなること。

四字熟語

  • 意気消沈(いきしょうちん):
    元気がすっかりなくなり、しょげてしまうこと。
  • 疑心暗鬼(ぎしんあんき):
    疑う心があると、何でもないことまで恐ろしく、疑わしく感じられること。
  • 小心翼々(しょうしんよくよく):
    気が小さく、いつもビクビクして慎重すぎること。
  • 被害妄想(ひがいもうそう):
    他人が自分に害を与えようとしていると、根拠なく思い込むこと。
  • 憂色満面(ゆうしょくまんめん):
    顔じゅうに憂いや心配そうな表情があふれているさま。

故事成語・二字熟語

  • 杞憂(きゆう):
    中国の杞の国の人が「天が崩れ落ちてきたらどうしよう」と、あり得ないことを心配したという故事から。取り越し苦労のこと。
  • 杯中の蛇影(はいちゅうのじゃえい):
    一度疑いの心を抱くと、何でもないことまで恐ろしく思えてしまうことのたとえ。疑心暗鬼。杯の中に映った弓の影を蛇と勘違いして病気になったという故事から。

その他の表現

  • マイナス思考(まいなすしこう):
    物事を否定的な側面から考えてしまう思考傾向。ネガティブ思考と同義。
  • 厭世的(えんせいてき):
    世の中や人生を悲観し、嫌なものと考えるさま。
  • 悲観的(ひかんてき):
    物事を悪い方向ばかりに考え、将来に希望が持てないとみなすさま。
  • 自虐的(じぎゃくてき):
    自分で自分を苦しめたり、悪く言ったりするさま。
  • うなだれる:
    失望や悲しみ、心配などで、力なく首を前に倒すこと。
  • 塞ぎ込む(ふさぎこむ):
    憂鬱な気分になり、何もする気が起きずに閉じこもること。
  • ウジウジする:
    決断力なく、いつまでもためらったり、悩んだりしているさま。

まとめ – ネガティブな感情に関連する言葉

ネガティブ思考に関連する言葉には、「杞憂」や「取り越し苦労」のように将来を過度に心配する様子、「意気消沈」のように元気を失った状態、「疑心暗鬼」のように疑いや恐れにとらわれる心理など、さまざまな側面があります。

これらの言葉は、そうした心の状態を客観的に表現するものであり、多くの人が共感し得る感情でもあります。自分の状態を言葉で知ることは、客観視する第一歩にもなるかもしれません。

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