意味
「命あっての物種(いのちあってのものだね)」とは、何事も命があってこそできることで、死んでしまっては何にもならないという意味です。
無理をして健康を害そうとする人や、無謀な挑戦をしようとする人を戒め、命や安全を第一に考えるよう諭す際に使われます。
語源・由来
「物種」とは、草木の種子や物事の根本となる原因を指す言葉で、このことわざでは物事の根源という意味で使われています。
命こそがあらゆる物事の元であり、命がなければ何も始まらないという言い方です。
「命は物種」という形でも使われます。
使い方・例文
「命あっての物種」は、他者の無謀な行動を止めたり、安全第一の重要性を説得したりする場面で使われます。
- どれだけ高価な財宝が眠っていても、命あっての物種だから危険な場所には近づかない。
- 嵐の中で屋根の修理に向かおうとする父に対し、命あっての物種だと引き止めた。
類義語・関連語
「命あっての物種」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 死んでの長者より生きての貧乏(しんでのちょうじゃよりいきてのびんぼう):
死んでから金持ちになるより、貧しくても生きているほうがよいということ。 - 死んで花実が咲くものか(しんではなみがさくものか):
死んでしまっては何もできない状態。 - 死ぬ者貧乏(しぬものびんぼう):
生きていればよいこともあるのに、死んでしまえばそれもなくなるので、死んだ者がいちばん損をするということ。
対義語
「命あっての物種」と反対のニュアンスを持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる):
絶望的で命の危機に瀕する状況から、活路を見いだそうとする様子。
英語表現
While there is life, there is hope
意味:生きている限り、必ず希望がある
You shouldn’t give up on your treatment. While there is life, there is hope.
(治療を諦めるべきではありません。命あっての物種です。)













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