意味
「色男」とは、顔だちのよい男、美男子という意味です。
また、情夫や間男、好色な男を指して使うこともあります。
単に顔立ちが整っているだけでなく、色気や華やかさを備え、異性を惹きつける魅力を持つ男性を指す言葉です。
語源・由来
「色男」は、江戸時代の歌舞伎の世界から生まれた言葉とされています。
当時の歌舞伎には、男女の恋の場面を演じる「濡事師」と呼ばれる役者がいました。
色白の美男子に見せるため顔を白く塗り、艶やかな色気を演出していたことから、こうした役者たちが「色男」と呼ばれるようになったといわれています。
やがてこの呼び名は舞台の外にも広がり、女性にもてる魅力的な男性一般を指す言葉として定着していきました。
使い方・例文
「色男」は、女性にもてる魅力的な男性を評する場面で使われます。
- 彼は職場でも評判の色男だ。
- あの俳優は、まさに色男と呼ぶにふさわしい容姿をしている。
- 色男にもかかわらず、彼は誰にでも謙虚に接する。
類義語・関連語
「色男」と同様に、魅力的な男性を表す言葉には、以下のようなものがあります。
- 二枚目(にまいめ):
歌舞伎の看板に由来する、美男子を指す言葉。 - 好男子(こうだんし):
容姿が整い、好感の持てる男性。
英語表現
a ladies’ man
女性に人気のある男性、女性を惹きつける魅力を持つ男性を指す表現。
He has always been known as a ladies’ man.
(彼は昔から色男として知られている。)
舞台の看板が生んだ「二枚目」という言葉
「色男」と近い意味を持つ「二枚目」も、同じく歌舞伎に由来する言葉です。
江戸時代の芝居小屋では、出演する役者の名前を書いた看板を舞台の格に応じて順に並べており、恋愛の主役を演じる美男子役の役者名が、2番目の看板に書かれる習わしがありました。
ちなみに、1番目の看板には主役を張る座長格の役者、3番目には道化役を演じる役者の名が置かれるのが定番でした。
この「三枚目」が、後に滑稽な人物を指す言葉として広まったように、江戸の芝居文化は、看板の並び順という舞台裏の慣習から、現代にも通じる数々の日本語表現を生み出しています。









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