意味
「二枚目(にまいめ)」とは、顔立ちが整っていて見栄えのする男性を指します。
もとは歌舞伎の役柄で、恋の場面を受け持つ、優しい物腰の美男の役を言いました。
今は俳優に限らず、身近な人の見た目を評していうときにも使います。
語源・由来
江戸時代の芝居小屋では、表へ何枚もの看板を並べ、出演する役者の名を書きました。
上方の劇場には、右から二枚目にあたる看板へ、恋の場面を演じる美男の役者の名を記す慣例がありました。
看板の並びがそのまま役柄の一覧になっていて、客は名前の位置を見れば、その役者がどんな役を務めるかを知ることができます。
この二枚目という位置の呼び名が役柄そのものを指すようになり、やがて芝居を離れて、美男子を言う言葉になりました。
使い方・例文
- 主役の二枚目より、脇を固めた役者の芝居が光っていた。
- 学生時代から二枚目で通っていた彼が、今は喜劇に出ている。
- うちの課長は二枚目だが、話し始めると三枚目だ。
類義語・関連語
この言葉と同じように、見た目の整った男性を表す言葉には、以下のようなものがあります。
「二枚目」と類義語の違い
二枚目・色男・眉目秀麗は、ほめている中身がそれぞれ違います。
対義語
芝居の看板の並びから出た言葉で、反対の役回りを指すものは以下の通りです。
- 三枚目(さんまいめ):
おどけた振る舞いで人を笑わせる役回りの人。
英語表現
英語では、次のような言い方でこの男性像を表します。
handsome
男性の顔立ちが整っていることを言う、最も普通の言い方。
Her brother is tall and handsome.
(彼女のお兄さんは背が高くて二枚目です。)
heartthrob
多くの人の憧れの的になっている美男の俳優や歌手を指す言い方。
He was the heartthrob of every teenager in the 1980s.
(彼は1980年代、十代の誰もが憧れる二枚目でした。)
二枚目のことを、芸能の世界では「二の線」とも言う
芸能の世界では、二枚目のことを「二の線」、三枚目のことを「三の線」とも言います。
役者が二枚目として売り出すことを二の線、芸人ではない俳優が三枚目として売り出すことを三の線と呼び分けます。
看板の順番から生まれた役柄の呼び名が、さらに番号だけを抜き出した言い方を生んだ形です。











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