百に一つの誤りもない

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慣用句
百に一つの誤りもない
(ひゃくにひとつのあやまりもない)

15文字の言葉ひ・び・ぴ」から始まる言葉

「百に一つの誤りもない」。
この言葉は、物事が完全に正確であり、まったく間違いや疑うべき点がない状態を示す、非常に強い断言の表現です。

計画、計算、理論、証言など、その正確性が問われる場面で使われるこの慣用句について、意味や使い方、類義語などを解説します。

「百に一つの誤りもない」の意味

「百に一つの誤りもない(ひゃくにひとつのあやまりもない)」とは、まったく間違いがない、完全に正確であるという意味の慣用句です。

「百に一つ」というのは、「百回のうち一回」あるいは「百個のうち一個」という意味で、ごくわずかな可能性、非常に稀な例外を指します。
その「ごくわずかな誤りの可能性」すら「ない」と強く否定することで、「完璧である」「寸分の狂いもない」ことを強調しています。

「百に一つの誤りもない」の成り立ち

この表現は、物事の完全性を比喩的に示すためのものです。

「百」は「多数」の象徴として使われています。多数の中にごくわずか(一つ)存在するかもしれない例外(誤り)を想定し、それすらないと断言する構文です。

この「百」の部分は、さらに強調されて「千」や「万」に置き換えられることもあります(類義語参照)。

「百に一つの誤りもない」の使い方と例文

計画の完璧さ、計算の正確さ、証言や記憶の確実性など、何かが絶対に正しいと主張したり、保証したりする場面で用いられます。非常に強い確信や自信を示す言葉です。

例文

  • 「彼が立てた計画は、まさに百に一つの誤りもない完璧なものだった。」
  • 「その会計士の計算は、百に一つの誤りもないと信頼されている。」
  • 「私の記憶に百に一つの誤りもないならば、犯人はあの人物のはずだ。」
  • 「この理論は百に一つの誤りもない真実だと、彼は力説した。」

類義語・関連語

「百に一つの誤りもない」と似た、完全性や確実性を表す言葉を紹介します。

  • 千に一つの誤りもない(せんにひとつのあayamoriもない) / 万に一つの誤りもない(まんにひとつのあayamoriもない):
    「百」を「千」や「万」に置き換えることで、さらに強調した表現。
  • 一点一画も疎かにしない(いってんいっかくもおろそかにしない):
    ごく細かな部分まで手抜きをしない、完璧に仕上げるさま。
  • 完全無欠(かんぜんむけつ):
    完全で、何の欠点もないこと。
  • 完璧(かんぺき):
    欠点がまったくないこと。

対義語

間違いや欠点が多い状態を表す言葉です。

  • 誤りだらけ(あやまりだらけ):
    間違いがたくさんあること。
  • 穴だらけ(あなだらけ):
    欠陥や弱点、矛盾点が非常に多いことのたとえ。
  • 杜撰(ずさん):
    物事のやり方が雑で、間違いが多いさま。

英語での類似表現

「百に一つの誤りもない」のニュアンスに近い英語表現を紹介します。

without a single mistake / error

  • 意味:「ただ一つの間違いもなく」
  • 解説:a single(ただ一つの)mistake(間違い)without(なしに)という、非常に直接的で分かりやすい表現です。
  • 例文:
    He completed the task without a single mistake.
    (彼は百に一つの誤りもなくその任務を完了した。)

flawless

  • 意味:「欠点のない」「完璧な」
  • 解説:「非の打ち所がない」の項でも紹介しましたが、「傷(flaw)がない(less)」という意味から、間違いのない完璧な状態を表します。
  • 例文:
    It was a flawless calculation.
    (それは百に一つの誤りもない計算だった。)

without a shadow of a doubt

  • 意味:「疑いの影ひとつなく」「疑いようもなく」
  • 解説:「間違いがない」というよりも、「確実だ」という確信の強さを表す表現です。
  • 例文:
    Without a shadow of a doubt, this is the correct answer.
    (百に一つの誤りもなく(疑いようもなく)、これが正解だ。)

まとめ – 「百に一つの誤りもない」が示す確信

「百に一つの誤りもない」とは、ごくわずかな間違いの可能性さえも否定する、絶対的な正確さや完璧さを示す強い言葉です。

現実には「百に一つも誤りがない」状態を実現することは非常に困難ですが、それほどの確信を持てること、あるいはそれほどの完成度を目指す姿勢を示す際に使われる表現と言えるでしょう。

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