万策尽きる

「万策尽きる」(ばんさくつきる)の文字タイポグラフィのみのサムネ(仮サムネ2) 個別解説
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あらゆる手立てを講じ尽くし、もうこれ以上打つ手が残っていない、そんな八方ふさがりの状況を表すのが、「万策尽きる」(ばんさくつきる)です。

意味

万策尽きるとは、考えられる限りの手段や方法をすべて試し尽くし、もはや打つ手がなくなるという意味です。
最後まで努力した末に行き着く、限界の状況を示す言葉です。

  • 万策(ばんさく):あらゆる方策、考えつく限りの手段。
  • 尽きる(つきる):なくなる、使い果たす。

語源・由来

「万策」は「万」(数の多いこと、すべて)と「策」(はかりごと、手段)を組み合わせた漢語由来の言葉です。
「万」はここでは具体的な一万という数ではなく、「あらゆる」「すべての」という強調の意味で使われており、「万全」「万難」などと同じ用法にあたります。
手段を意味する「策」が尽きる、つまり考えられる方策をすべて使い果たしたことを表す言葉として、日本語の中で使われるようになったと考えられています。

使い方・例文

「万策尽きる」は、努力してもどうにもならない状況で使われます。

  • 資金繰りに行き詰まり、万策尽きて倒産を決めた。
  • 交渉を重ねたが、万策尽きたと社長は肩を落とした。
  • 治療法を探し続けたが、万策尽きる日が来てしまった。

類義語・関連語

  • 手詰まり(てづまり):
    打つ手がなくなり、行き詰まること。

英語表現

  • at the end of one’s rope
    万策尽きて途方に暮れている状態を表す表現。

「万策尽きる」の前に見直したい視野の枠組み

ビジネスや医療、政治の現場では、「万策尽きる」という言葉がしばしば重い決断の前触れとして使われます。
しかし、本当にすべての手段を試したかどうかは、当事者の視野の範囲に左右されがちです。
視点を変えれば新しい選択肢が見つかることもあるため、この言葉を口にする前に、一度立ち止まって発想の枠組みそのものを見直してみることにも意味があります。

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