意味
「四の五の言う(しのごのいう)」とは、あれやこれやと細かい不平や言いのがれを、しつこく並べ立てるという意味です。
素直に行動せず、余計な理屈をこねる様子を表す言葉です。
- 四の五の(しのごの):あれこれと、なんのかのと。
語源・由来
「四の五の」は、サイコロを使った博打から出た言葉だという説があります。
丁(偶数)か半(奇数)かを決めかねて、四が出るか五が出るかとうろうろしているさまをののしった言葉だったとされます。
明治に刊行された増補版の『俚言集覧』には、数を使ったこの言い回しは博徒から出たものだろう、と書かれています。
この表現は、1686年に刊行された井原西鶴の浮世草子『好色一代女』に「それを四の五のいへば」の形で出てきます。
江戸時代にはすでに使われていたことがうかがえます。
迷ってぐずぐずと理屈をこねる様子が、文句や言いわけをくどくど言う意味へと転じていったと考えられています。
使い方・例文
「四の五の言う」は、素直に従わずに文句や理屈をこねる相手をたしなめる場面で使われます。
- 四の五の言わずに、さっさと仕事を片付けなさい。
- 彼はいつも四の五の言って、指示に従おうとしない。
- 四の五の言う前に、まず自分でやってみるべきだ。
類義語・関連語
- つべこべ言う(つべこべいう):
あれこれ理屈や不平を、うるさく言い立てること。
英語表現
stop making excuses
直訳は「言い訳をやめろ」。
あれこれ理屈をこねずに、素直に行動しなさいと促す表現。
Stop making excuses and just get it done.
(四の五の言わずに、さっさと片付けなさい。)
博打から広まった「一か八か」「ピンからキリまで」
「四の五の」のように、博打から日常に入った言い方はほかにもあります。
「一か八か」は、丁半博打の「丁」と「半」の字の上の部分をとったものという説があり、運を天に任せて思い切ってやってみる意味で使われます。
最上のものから最低のものまでを言う「ピンからキリまで」の「ピン」は、ポルトガルから伝わったカルタで「一」を表した言葉とされます。
「四の五の」も、サイコロの目をめぐる博打の言葉が、勝負の場を離れて「あれこれ理屈を言う」という日常の言い回しになったとされます。










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