意味
「お里が知れる(おさとがしれる)」とは、ふとした言動から、その人の生まれや育ちが周囲に見抜かれてしまうことです。
本人が隠したい、あるいは意識していない部分を見透かされる皮肉やからかいの気持ちを込めて使われる、ややネガティブな言葉です。
- お里(おさと):生まれ育った環境や実家。
- 知れる(しれる):周囲に知られること。
語源・由来
「お里」は、生まれ育った家や境遇を指す言葉です。
ふとした言葉遣いや振る舞いから、その人がどんな家で育ったかが透けて見えてしまう、という意味で使われます。
使い方・例文
「お里が知れる」は、言動から隠していた育ちや素性が露呈した場面で、皮肉交じりに使われます。
- 食事の作法を見れば、お里が知れるものだ。
- 言葉遣いが荒くて、お里が知れてしまった。
- そんな態度ではお里が知れるよ。
類義語・関連語
「お里が知れる」と同じように、隠していたものが露見する様子を表す言葉には、以下のようなものがあります。
- 化けの皮が剥がれる(ばけのかわがはがれる):
取り繕っていた本性や欠点が露見すること。
英語表現
your upbringing shows
直訳「育ちが表れている」で、言動からその人の育った環境がうかがえる様子を表す表現。
The way he spoke rudely to the waiter—his upbringing really shows.
(店員への横柄な話し方に、お里が知れる思いだった。)
江戸中期の談義本『当世穴穿』に「直にお里が知れる」
「お里が知れる」の早い例は、江戸時代中期の談義本『当世穴穿』(1769〜71年)にある「直にお里が知れる」です。
談義本は、世の中の風俗をおかしみを交えて説いた読み物で、二百五十年ほど前には、すでに今と同じ形で使われていたことになります。










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