十年一昔

「十年一昔」の文字タイポグラフィサムネイル 個別解説
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十年という歳月が過ぎれば、身の回りの様子もすっかり様変わりして昔のことのように感じられる、そんな時の流れを表すのが、「十年一昔」(じゅうねんひとむかし)です。

意味

十年一昔とは、十年をひと区切りとして、その間に世の中や身の回りが大きく変化するものだという意味です。
十年前の出来事がもう昔のことのように感じられる、時の流れの速さを表す言葉です。

  • 一昔(ひとむかし):ある程度まとまった、昔と呼べるだけの年月。

語源・由来

「十年一昔」は、十進法における十年という区切りのよさと、十年という期間の中で社会や暮らしに大きな変化が起こりやすいという実感から生まれた表現とされています。
特定の古典的な出典は確認されておらず、日常の中で「あの頃はもう昔だ」と感じる感覚を、十年という覚えやすい単位でまとめた慣用句として広まったと考えられています。
時代の変化が速い分野では、十年よりも短い期間で「一昔」と感じられることもあり、感覚には幅があります。

使い方・例文

「十年一昔」は、十年間での大きな変化を振り返る場面で使われます。

  • 十年一昔というが、街の様子はすっかり変わった。
  • スマートフォンの普及も十年一昔の出来事だ。
  • 十年一昔というように、あの頃の常識はもう通用しない。

英語表現

  • A lot can change in ten years.
    十年一昔の感覚を伝える実用的な英語表現。

短くなっていく「一昔」の感覚

2019年に日本リサーチセンターが行った調査では、「一昔」を何年前と感じるか尋ねたところ、最多は「5年」で33パーセント、次いで「3年」が19パーセントという結果でした。
情報化やデジタル化の進展によって、社会の変化のスピードそのものが速まっていることがうかがえます。
「十年一昔」という言葉が生まれた時代に比べ、現代では「一昔」がより短いスパンで実感される時代になっているのかもしれません。

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