意味
「風穴を開ける(かざあなをあける)」とは、行き詰まって淀んでいた組織や旧来の慣習に、新たな刺激や変化を吹き込むことです。
- 風穴(かざあな):風を通すための穴。
- 開ける(あける):新たに穴や道を作ること。
語源・由来
「風穴」は、空気を通すために壁などに開けた穴や、風の吹き通るすき間を指す言葉で、江戸時代の初めの俳諧にも出てきます。
「風穴を開ける」は、もとは槍や鉄砲で相手の胴体を突き通すことを言いました。
そこから転じて、行き詰まった組織や状況に穴を開け、新しい風を通すことを言うようになりました。
使い方・例文
- 新入社員の提案が、古い体質に風穴を開けた。
- 業界の慣習に風穴を開けるべく、新規参入を決めた。
- 若手議員が、閉塞した政治に風穴を開けようとしている。
類義語・関連語
「風穴を開ける」と同様に、停滞状況を打ち破る行動を表す言葉には以下のようなものがあります。
英語表現
shake things up
停滞した状況をかき乱し、新しい変化をもたらすことを表す表現。
The new CEO decided to shake things up.
(新しいCEOは組織に風穴を開けることにした。)
「風穴を開ける」、かつては脅し文句
「風穴を開ける」の古い用例は、1783年に出た洒落本(= 遊里を描いた江戸時代の小説)にあります。
相手の横腹に穴を開けて、鍛冶屋が火に風を送るふいごの代わりにしてやる、という脅し文句です。
明治から大正にかけての講談本や小説でも、「横っ腹へ風穴を開けるぞ」は、悪党やならず者が相手にすごむ決まり文句として繰り返し出てきます。










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