四字熟語

不平不満

(ふへいふまん)

物事が思うようにならないために満足できず、気持ちがおさまらないこと。


6文字の言葉ふ・ぶ・ぷ」から始まる言葉
不平不満 ことば
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意味

「不平不満」は、「不平」と「不満」という意味の近い二つの語を並べた四字熟語です。
物事が思うようにならず、満足できないまま気持ちがおさまらない状態を表します。
片方だけを使うより語調が強まり、うっぷんのたまり具合が大きく響きます。

  • 不平(ふへい):納得できず、気持ちがおさまらないこと。
  • 不満(ふまん):もの足りず、満足しないこと。

語源・由来

「不平不満」は、特定の書物から生まれた言葉ではなく、意味の近い二語を並べて調子を強めた組み立てです。
「不平」の「平」は平らでおだやかなこと、「不満」の「満」は満ち足りることで、どちらもそれを「不」で打ち消した形になっています。

使い方・例文

「不平不満」は、思いどおりにならない状況に対して、おさまらない気持ちを抱えている場面で使われます。

  • 待遇をめぐる不平不満が、現場の空気を重くしていた。
  • 会議のあと、不平不満をこぼす声が廊下まで漏れてきた。
  • 彼は不平不満を一言も口にせず、黙って作業を続けた。

類義語・関連語

「不平不満」に近い気持ちを表す言葉や、その気持ちの行方に関わる言葉には以下のようなものがあります。

  • 腹の虫が収まらない(はらのむしがおさまらない):
    込み上げる怒りをどうしても抑えられない状態。
  • 悲憤慷慨(ひふんこうがい):
    社会の不正や自分の不運を、悲しみ憤って激しく嘆くこと。
  • 溜飲を下げる(りゅういんをさげる):
    たまっていた不平不満が解けて、胸がすっとすること。

「不平不満」と「悲憤慷慨」の違い

どちらも思いどおりにならないことへの強い気持ちを言い表しますが、気持ちの向かう先が違います。
「不平不満」は自分の待遇や境遇に向かい、「悲憤慷慨」は社会の不正や自分の不運に向かいます。

語句気持ちの向かう先気持ちの色合い
不平不満
(ふへいふまん)
自分の待遇や境遇満たされないまま残るわだかまり
悲憤慷慨
(ひふんこうがい)
社会の不正や自分の不運悲しみをともなう激しい憤り

英語表現

grumble

思いどおりにならないことについて、ぶつぶつと文句を言うことを表す動詞。

The staff grumbled about the new schedule all week.
(職員たちは新しい勤務表について一週間ぶつぶつ言い続けました。)

discontent

満たされない気持ちが人の間に広がっている状態を指す名詞。

There was growing discontent among the workers.
(労働者の間で不満が広がっていました。)

似た意味の言葉を二つ重ねて強めた四字熟語

「不平」は心が穏やかでないこと、要求が満たされずに不愉快であることを表します。
「不満」も同じく、満足できずに心が穏やかでないことを表す言葉です。

「不平不満」は、この二つの似た意味を持つ言葉を重ねることで、納得できない気持ちを強めて表した四字熟語です。

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