意味
「大悟徹底(たいごてってい・だいごてってい)」とは、心の迷いや煩悩を残らず振り払い、この上なく深い悟りへとたどり着くという意味です。
一切の迷いを断ち切ったうえで、悟ったということにもとらわれず、絶対の真理と一体になった境地を指します。
- 大悟(たいご・だいご):迷いを打ち破り、真理を悟ること。
- 徹底(てってい):底まで貫き通すこと。この語では、悟りきることを表す。
語源・由来
「大悟徹底」は仏教の言葉で、「大悟」と「徹底」という、どちらも悟りきることにかかわる語を重ねた四字熟語です。
同じ向きの語を重ねることで、迷いが一つも残らない悟りであることを強めています。
使い方・例文
「大悟徹底」は、仏教の修行の目標や、迷いのない澄みきった境地を語る場面で使われます。
- 老師は長年の修行の末、大悟徹底の境地に達したと伝えられる。
- 座禅を組みながら、大悟徹底を目指して修行に励んだ。
英語表現
complete enlightenment
直訳は「完全な悟り」で、迷いや疑いを残さず、この上ない悟りの境地に達することを表す言い回し。
The monk is said to have reached complete enlightenment after decades of practice.
(その僧は、何十年もの修行の末に大悟徹底の境地に達したと伝えられる。)
白隠「大悟十八度、小悟数知れず」
「大悟徹底」が究極の悟りを指すのに対し、禅の世界には、それに至るまでの小さな気づきを表す「小悟」という言葉も別に存在します。
江戸時代の禅僧である白隠は、自らの修行を振り返り、生涯のうちに大きな悟りである大悟は十八度、小さな気づきである小悟は数えきれないほどあったと語ったと伝えられています。
ただし、この言葉は中国・宋の禅僧大慧の言葉としても伝わっています。









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