慣用句

お茶の子さいさい

(おちゃのこさいさい)

物事が非常に簡単で、たやすく片づけられること。


9文字の言葉 / 「お」から始まる言葉
お茶の子さいさい ことば
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意味

「お茶の子さいさい(おちゃのこさいさい)」とは、造作もなくあっさり済ませられるほど、物事が簡単であるという意味です。
難しそうに見える物事でも、自分にとっては訳もなくできてしまう、という軽やかな響きを持つ、くだけた言い回しです。

  • お茶の子(おちゃのこ):お茶請けの菓子。転じて、簡単に片づくことのたとえ。

語源・由来

「お茶の子さいさい」は、お茶を飲むときに添える軽い菓子を意味する「お茶の子」に由来する言葉です。
お茶請けの菓子は、腹にたまる食事とは違い、すぐに食べ終えられる軽いものであることから、「お茶の子」だけで「簡単にできること」を表す言葉として使われてきました。
「お茶の子さいさい」は、これに俗謡の囃子詞「のんこさいさい」をもじって「さいさい」を添えた言い方です。

使い方・例文

「お茶の子さいさい」は、難しく見える物事を、簡単にやってのけられると軽い調子で語る場面で使われます。

  • この程度の計算問題ならお茶の子さいさいだ。
  • ベテランの彼にとって、この作業はお茶の子さいさいだった。

英語表現

a piece of cake

直訳は「一切れのケーキ」で、食べ物にたとえて物事の簡単さを表す点が「お茶の子さいさい」と発想が近い言い回し。

Don’t worry, this test will be a piece of cake.
(心配いらないよ、このテストはお茶の子さいさいだから。)

「お茶の子さいさい」は、二葉亭四迷の『浮雲』に「朝飯前」と並んで出てくる

二葉亭四迷の小説『浮雲』には、主人公の文三が、お勢さえ味方になってくれれば怖いものは無いと考える場面に「況いわんや叔母の意見に負く位の事は朝飯前の仕事、お茶の子さいさいとも思わない。」という一文があります。
同じく「たやすいこと」を表す「朝飯前」と重ねることで、叔母の意見に背くくらいは何でもない、という文三の気持ちを強めています。

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