二匹目の泥鰌を狙う

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ことわざ
二匹目の泥鰌を狙う
(にひきめのどじょうをねらう)

13文字の言葉」から始まる言葉
二匹目の泥鰌を狙う 【個別】ことわざ・慣用句・四字熟語

思いがけない成功や幸運に恵まれた際、その心地よい記憶から、同じ方法を繰り返せば再び利益が得られると期待してしまうことがあります。
しかし、偶然の重なりによる幸運は、そう簡単に再現できるものではありません。安易な前例踏襲や、二度目の幸運をあてにする心理を、
「二匹目の泥鰌を狙う」(にひきめのどじょうをねらう)と言います。

意味・教訓

「二匹目の泥鰌を狙う」とは、一度偶然手に入れた幸運に味を占め、同じやり方で再び利益を得ようとすることを意味します。

たまたま柳の下で泥鰌(どじょう)を捕まえたからといって、次もまた同じ場所にいるとは限りません。「一度の成功が次も続くとは限らない」という現実を教訓として伝えています。

語源・由来

「二匹目の泥鰌を狙う」は、古くからあることわざ「柳の下にいつも泥鰌はいない」に由来します。

ある男が柳の木の下でたまたま泥鰌を一匹捕まえました。
男は「ここは泥鰌が捕れる場所だ」と思い込み、連日のように柳の下で待ち構えましたが、二度と泥鰌が現れることはなかったという話が元になっています。

使い方・例文

創意工夫を怠り、過去の成功体験や他人の成功事例を安易になぞろうとする場面で使われます。

例文

  • 大ヒット作の二匹目の泥鰌を狙うような、似た企画ばかりが目立つ。
  • 兄の勉強法を真似して二匹目の泥鰌を狙ったが、結果は散々だった。
  • 一度儲けたからと全財産を投じ、二匹目の泥鰌を狙うのは危うい。

類義語・関連語

「二匹目の泥鰌を狙う」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 守株(しゅしゅ):
    古い習慣にこだわり、進歩がないこと。
    切り株に激突した兎(うさぎ)を忘れられず、再び兎が来るのを待ち続けた男の故事に由来します。
  • 二番煎じ(にばんせんじ):
    一度使ったものの使い回しで、新鮮味や価値がないこと。
  • 柳の下にいつも泥鰌はおらぬ(やなぎのしたにいつもどじょうはおらぬ):
    一度うまくいったからといって、次も同じようにいくとは限らないという戒め。

対義語

「二匹目の泥鰌を狙う」とは対照的な意味を持つ言葉は、以下の通りです。

  • 一度あることは二度ある(いちどあることはにどある):
    物事は繰り返される傾向があるため、注意すべきだという教訓。
    ※「二度とない」という否定的な「泥鰌」に対し、「繰り返される」という肯定的な視点を持つ対句です。

英語表現

「二匹目の泥鰌を狙う」を英語で表現する場合、以下の定型表現が最もニュアンスとして近くなります。

Lightning never strikes twice in the same place.

「稲妻は同じ場所に二度は落ちない」
幸運(または不運)というものは、同じ場所に続けて起こることはないという意味の格言です。

  • 例文:
    Don’t expect another miracle. Lightning never strikes twice in the same place.
    また奇跡が起きるとは思うな。二匹目の泥鰌を狙うような真似はやめるんだ。

まとめ

過去の成功体験は、時に私たちの足を止め、思考を鈍らせる原因になります。「二匹目の泥鰌を狙う」ことに執着してしまうのは、新しい方法を探す苦労よりも、過去の楽な成功に縋りたいという心理が働くからかもしれません。

一度の成功を「運が良かった」と潔く受け流し、常にゼロから最善を尽くす姿勢を持つことで、私たちは本当の意味での「再現性のある実力」を身につけることができることでしょう。

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