意味・教訓
「柳の下にいつも泥鰌はおらぬ」とは、一度偶然よいことがあったからといって、次も同じ場所や方法で幸運が得られるとは限らないという意味・教訓です。
- 柳の下:かつて幸運を手にした特定の場所や条件。
- 泥鰌(どじょう):思いがけない利益や幸運。
偶然の産物を自分の実力や法則だと思い込み、同じことを繰り返そうとする安易な考えを戒める言葉です。

語源・由来
柳の木の下で一度泥鰌を捕まえたことがあっても、いつもそこに泥鰌がいるとは限らない、という意味から生まれた言葉です。
この言葉は、中国の故事「守株(しゅしゅ)」と共通の思想を持っています。
切り株にぶつかって死んだウサギを偶然手に入れた農夫が、またウサギが来ると信じて畑仕事を放棄したという話です。
使い方・例文
以前の成功体験に基づいた安易な予測や、二番煎じを狙う姿勢に対して、注意を促す文脈で使われます。
例文
- 投資で一度儲かったからといって、柳の下にいつも泥鰌はおらぬ。
- 前回と同じ企画で二匹目を狙っても、柳の下にいつも泥鰌はおらぬというものだ。
- ビギナーズラックは続かない。柳の下にいつも泥鰌はおらぬという。
類義語・関連語
「柳の下にいつも泥鰌はおらぬ」と似た意味を持つ言葉には、以下のものがあります。
- 株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ):
偶然の幸運を忘れられず、古い習慣に固執して進歩がないこと。 - 二匹目の泥鰌を狙う(にひきめのどじょうをねらう):
一度うまくいったことを、同じ方法でもう一度手に入れようとすること。 - 昨日の淵は今日の瀬(きのうのふちはきょうのせ):
世の中は絶えず変化しており、とどまることがないという例え。
対義語
「柳の下にいつも泥鰌はおらぬ」とは対照的な意味を持つ言葉は、以下の通りです。
- 二度あることは三度ある(にどあることはさんどある):
物事は繰り返される傾向があるということ。 - 一度あることは二度ある(いちどあることはにどある):
物事が一度起こると、同じようなことがまた続いて起こるということ。
英語表現
「柳の下にいつも泥鰌はおらぬ」を英語で表現する場合、以下の定型句が適しています。
Lightning never strikes twice in the same place
直訳:「雷は同じ場所に二度は落ちない」
「奇跡的な出来事や珍しい災難が、同じ条件で繰り返されることはない」という意味で使われます。
Lightning never strikes twice in the same place, so don’t expect another win.
(雷は同じ場所に二度は落ちない。だから、また勝てるとは思わないことだ。)










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