ことわざ 名言・格言

歴史は繰り返す

(れきしはくりかえす)

過去に起きた出来事と似たような事象が、時代を超えて再び起こること。


9文字の言葉 / 「れ」から始まる言葉
歴史は繰り返す ことば
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意味

「歴史は繰り返す(れきしはくりかえす)」とは、遠い昔の出来事とよく似た事態が、時を経てまた新たな形で起こるように、過去の出来事と同じような事象が時代を超えて繰り返し起こるという考え方です。
国家や社会の歩みを語るときにも、一人の人間の行動を指すときにも使われます。

語源・由来

「歴史は繰り返す」は、西洋の歴史観を背景に日本へ流入した言葉です。

英語の「History repeats itself」の出どころには諸説あり、特定の起源は明らかになっていません。
古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言葉だとする説と、古代ギリシアの歴史家トゥキュディデスによるとする説があります。

その後、英語圏で定型句として定着し、日本でも翻訳されて明治の末ごろからよく使われるようになりました。

使い方・例文

「歴史は繰り返す」は、以前と似た事態がふたたび起きたと感じたときに使われます。

  • あのバブルのときと同じ熱狂だ。まさに歴史は繰り返す。
  • 彼はまた同じ相手ともめている。歴史は繰り返すものだ。
  • 流行は二十年で戻ってくる。歴史は繰り返すのだろう。

類義語・関連語

「歴史は繰り返す」と同様に、前の人と同じような失敗をすることを表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 二の舞(にのまい)を演じる:
    前の人と同じ失敗を繰り返すこと。
  • 前車の轍を踏む(ぜんしゃのてつをふむ):
    前の人が失敗したのを見ていながら、同じ失敗をすること。
  • 殷鑑遠からず(いんかんとおからず):
    戒めとすべき手本は、遠い昔に求めなくても、すぐ一つ前の時代にあるということ。

「歴史は繰り返す」と類義語の違い

いずれも「過去と同じ事態になる」という共通点がありますが、出来事の規模や対象に明確な違いがあります。
「歴史は繰り返す」は時代を超えて似た現象が起きる法則性を言い、社会現象や流行、自然な巡り合わせ、個人の行動など幅広い事象に使われます。
これに対し、他の言葉は主に「個人の愚かな失敗」に限定されます。

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英語表現

History repeats itself.

過去に起きたことは、何らかの形でまた起こるという意味の英語のことわざ。
日本語の「歴史は繰り返す」と字句も意味もほぼ同じ表現。

Another bubble is forming, just like the last one. History repeats itself.
(前と同じようなバブルがまた起きている。歴史は繰り返す。)

「歴史は繰り返す」の変形、韻を踏む句はトウェイン作ではない

ドイツの思想家カール・マルクスは、著書『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の冒頭で、「一度目は悲劇として、二度目は茶番として」と記しました。
かつての英雄ナポレオンと、その甥で後に皇帝となった人物を比較し、歴史の反復を皮肉を込めて表現したものです。

また、アメリカの作家マーク・トウェインの言葉として、「歴史は繰り返さない。しかし、韻いんを踏む」というフレーズも広く知られています。

完全に同じことが起こるわけではなくとも、詩の韻のように似たパターンが共鳴する様子を言い表しています。
ただしこの言葉はトウェイン自身の著作には見当たらず、その死(1910年)より前にさかのぼる記録もありません。
近い形で確認できる最も古い記述は、精神分析家テオドール・ライクが1965年の著書に書いた「歴史は繰り返すと言われるが、それは正しくない。韻を踏むだけだ」です。
トウェインの名と結びついたのは、1970年にカナダの詩人ジョン・ロバート・コロンボが詩集でそう記したのがきっかけとされています。

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