意味
「冬至冬中冬はじめ(とうじふゆなかふゆはじめ)」とは、暦の上では冬の真ん中にあたる冬至が、寒さの本番の始まりでもあるという意味です。
冬至は、北半球で一年のうち昼がいちばん短くなる日で、毎年12月22日ごろです。
- 冬至(とうじ):二十四節気の一つ。昼が最も短い日。
- 冬中(ふゆなか):冬のさなか、真ん中。
語源・由来
この言葉は、冬至を「日の長さ」と「気温」の二つの面から見た言い方です。
「冬中」は、冬至が冬の期間のちょうど真ん中にあるという意味です。
二十四節気(= 一年を24に分けた暦の区切り)では、冬は立冬から立春の前日の節分までです。
一方の「冬はじめ」は、本格的な寒さがこれから来るという意味です。
日の長さは冬至を境に伸びていきますが、気温が一年で最も下がるのは立春のころです。
そのため、暦の上では冬の半ばでも、実際の寒さからすれば冬のはじめだということになります。
使い方・例文
- 冬至を迎えたが、冬至冬中冬はじめと言うとおり、寒さはこれからが本番だ。
- 冬至冬中冬はじめだから、ストーブの灯油は早めに買い足しておこう。
- 祖母は「冬至冬中冬はじめだよ」と言って、ゆず湯のあとも厚着をさせた。
冬至冬中冬はじめに似て、冬至を雪の盛りとする言い方
1944年の長篇小説『祖国の山河』の冬至の日の場面に、「冬至冬中雪の中」という言い方を使った次の一節があります。
けふは舊十一月二十二日で冬至、「冬至冬中雪の中」で、一番雪の降る盛りなのである。
(『祖国の山河』1944年)
ここでは「冬至冬中雪の中」を、冬至のころが一年でいちばん雪の降る盛りだという意味で使っています。


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