意味
「端を発する(たんをはっする)」とは、ある事柄をきっかけとして、そこから物事が起こるという意味です。
そのことが原因となって始まる場合にもいいます。
語源・由来
この言葉の「端」は、物事の始めを指します。
「発する」は物事を起こす・生じさせるという意味で、物事の始まりをそこから起こす、という組み立てです。
使い方・例文
多くは「〜に端を発する」の形で、きっかけになった事柄を「〜に」の部分に置きます。
- 一通のメールの送り間違いに端を発した騒ぎが、社内全体に広がった。
- 駅前の再開発をめぐる議論は、住民の小さな署名活動に端を発している。
- 給食についての一人の意見に端を発し、学校全体で食べ残しを見直すことになった。
類義語・関連語
- 起因する(きいんする):
ある事が起こる原因になること。 - 口火を切る(くちびをきる):
他に先がけて物事を行い、きっかけをつくること。話を始める意味でも使う。 - 火蓋を切る(ひぶたをきる):
戦いや競争を始めること。
火縄銃の火蓋を開け、点火に備えることから。 - 端を開く(たんをひらく):
新しく物事のきっかけをつくること。
「端を発する」と類義語の違い
どれも物事の始まりにかかわる言い方ですが、何を主語にするかと、きっかけを示す形が違います。
| 語句 | 主語になるもの | 形 |
|---|---|---|
| 端を発する | 始まった物事(争い・騒ぎなど) | 〜に端を発する |
| 口火を切る | 先に行う人や物事 | 〜の口火を切る |
| 端を開く | きっかけとなる物事 | 〜の端を開く |
同じ二字の「発端」は「ほったん」
「端」と「発」を入れ替えて並べると、「事件の発端」などと使う「発端」になります。
意味は物事の始まり、事の起こりです。
この「発端」は、物事のいとぐちを開くという意味の語で、「発」は「ひらく」の意味で使われています。
「端を発する」の「発する」が「起こす」の意味なのとは、同じ字でも働きが違います。









コメント