意味
「肩で息をする(かたでいきをする)」とは、肩を大きく上下させながら、苦しそうに呼吸をするという意味です。
息づかいの苦しさが、はた目にもはっきり分かる様子を言い表します。
語源・由来
この言葉は、息が苦しいときに肩まで上下に動く呼吸の様子を、そのまま言葉にしたものです。
「肩で息を切る」「肩で息を継ぐ」という形もあります。
使い方・例文
- 階段を一気に駆け上がった父は、踊り場で肩で息をしていた。
- 熱を出した弟は、布団の中で肩で息をするほど苦しそうだった。
- 重い米袋を三階まで運び終え、肩で息をしながら水を飲んだ。
類義語・関連語
どれも、せわしく苦しい息づかいを言い表す語です。
- 息を切らす(いきをきらす):
運動などで、せわしく息をすること。 - 喘ぐ(あえぐ):
苦しそうに、せわしく息をすること。重圧や貧しさに苦しみ悩む意味もある。 - 息を弾ませる(いきをはずませる):
運動や興奮によって、激しい息づかいになること。
興奮して息が速くなるときにも使う点が「肩で息をする」との違い。
英語表現
out of breath
疲れや興奮のせいで、楽に呼吸ができない状態。
After running up the hill, she was out of breath.
(坂を駆け上がった彼女は、肩で息をしていた。)
肩まで動く「努力呼吸」
医学には「努力呼吸」という言葉があります。
鼻やのどの空気の通り道がふさがるなどして呼吸の量が足りなくなったとき、ふだん使う横隔膜などの筋肉に加えて、首や胸、おなかの補助の筋肉まで使って補う呼吸のことです。
このとき、胸や肩が大きく動きます。










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