慌てる乞食は貰いが少ない

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ことわざ
慌てる乞食は貰いが少ない
(あわてるこじきはもらいがすくない)

16文字の言葉」から始まる言葉

利益を得ようと焦って行動すると、かえって失敗したり損をしたりすることを表すのが、
「慌てる乞食は貰いが少ない」(あわてるこじきはもらいがすくない)です。

意味

「慌てる乞食は貰いが少ない」は、焦って行動するとかえって損をするという意味です。

物乞いをする際、我先にとガツガツすると相手に卑しいと思われて恵んでもらえず、落ち着いている方がかえって多く貰えるという状況を表します。

語源・由来

江戸時代の庶民生活の中で見られた、物乞いの様子が背景にあると考えられています。

施しを受ける場面で、我先にと慌てたり欲を見せたりすると、かえって相手に敬遠され、十分に恵んでもらえないことがあります。
一方で、落ち着いて控えめに振る舞う方が、結果として良い印象を与える場合もあります。

こうした人間心理や振る舞いの違いから、焦ることでかえって損をするという教訓が生まれ、このことわざとして広まったとされています。

現代での使用に関する注意点

このことわざに含まれる「乞食」という言葉は、現代では不適切または差別的と受け取られる場合があります。

そのため、公的な場面や不特定多数に向けた文章では、「急いては事を仕損じる」などの表現に言い換える配慮が望まれます。

使い方・例文

「慌てる乞食は貰いが少ない」は、目先の利益に飛びついて失敗した場面で使われます。

  • 慌てて答えを書き直して間違えるのは、まさに慌てる乞食は貰いが少ないです。
  • セール品に群がる姿は、慌てる乞食は貰いが少ないを体現しています。

類義語・関連語

「慌てる乞食は貰いが少ない」と似た意味を持つ言葉には、以下のものがあります。

  • 急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる):
    焦って行動すると、かえって失敗しやすいということです。
  • 急がば回れ(いそがばまわれ):
    急ぐときほど、安全で確実な方法をとるべきだという意味です。
  • 短気は損気(たんきはそんき):
    短気を起こすと、最終的に自分が不利益を被るということです。
  • 待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり):
    焦らずに待っていれば、そのうち良い機会が巡ってくるという意味です。

対義語

「慌てる乞食は貰いが少ない」と反対の意味を持つ言葉には、以下のものがあります。

  • 善は急げ(ぜんはいそげ):
    良いと思ったことは、ためらわずにすぐ実行すべきだという意味です。
  • 先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす):
    人より先に行動すれば、有利な立場に立てるということです。
  • 早い者勝ち(はやいものがち):
    早く行動した者が、優先して利益を得られるという意味です。

英語表現

Haste makes waste.

直訳:急ぐことは無駄を作り出す。
意味:焦って行動すると、かえって失敗や無駄が生じるという意味です。

  • 例文:
    Slow down and check your work. Haste makes waste.
    落ち着いて確認しなさい。急いては事を仕損じます。

A hasty man never wants woe.

直訳:短気な人には悩みが尽きない。
意味:焦ってばかりいると、トラブルや不幸が続くという意味です。

  • 例文:
    He rushed again and failed. A hasty man never wants woe.
    彼はまた焦って失敗した。まさに短気は損気だ。
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