四字熟語

創意工夫

(そういくふう)

新しい方法を思いつき、さらにそれを実行するための良い手段を考え出すこと。


6文字の言葉 / 「そ・ぞ」から始まる言葉
創意工夫 ことば
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意味

「創意工夫(そういくふう)」とは、考えをめぐらせて、新しい方法や手段を見つけ出すことという意味です。
考え出した方法や手段、新しい意見や見方そのものを指すこともあります。

  • 創意(そうい):これまでになかった新しい考えや思いつき。独創的な発想。
  • 工夫(くふう):物事をより良くするために、あれこれと思いを巡らせて良い方法や手段を見つけ出すこと。

語源・由来

「創意工夫」には、由来を語る故事がありません。
「創意」と「工夫」という、どちらも単独で使える二語を並べてできた四字熟語です。

太宰治の『やんぬる哉』(1946年)には、ナマズの蒲焼きをすすめる場面に次の台詞があります。

細君の創意工夫の独特の味が付いています。
(太宰治『やんぬる哉』1946年)

奥さんが考え出した料理の工夫を指して使われています。

使い方・例文

「創意工夫」は、仕事から日常生活のちょっとした問題解決まで、より良い結果を求めて新しいアプローチを実践する場面で使われます。

  • 限られた予算の中での創意工夫が、文化祭を大成功に導いた。
  • 祖母のキッチンには、毎日の家事を楽にするための創意工夫が随所に見られる。
  • 既存の枠にとらわれない創意工夫を凝らし、新製品の開発に取り組む。

類義語・関連語

「創意工夫」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 新機軸(しんきじく):
    これまでになかった新しい工夫や計画、やり方のこと。
  • 試行錯誤(しこうさくご):
    新しい物事を始める際に、試みと失敗を繰り返しながら、より良い解決策を見つけ出していくこと。
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対義語

「創意工夫」とは対照的に、新しい考えや変化を生み出そうとしない状態を表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 千篇一律(せんぺんいちりつ):
    どれもこれも皆同じで、個性や変化、面白みが全くないこと。
  • 旧態依然(きゅうたいいぜん):
    昔のままの状態で、少しも進歩や発展、改善がないさま。
  • 杓子定規(しゃくしじょうぎ):
    ひとつの決まりきった基準やマニュアルにばかりこだわり、応用が利かないこと。

英語表現

ingenuity

意味:創意工夫、発明の才、巧妙さ

The product shows the ingenuity of the developers.
(その製品には、開発者の創意工夫が随所に見られる。)

thinking outside the box

意味:型にはまらない考え方、独創的な発想

This problem calls for thinking outside the box.
(この問題には、型にはまらない創意工夫が必要だ。)

創意工夫の「工夫」は、手間ひまをかける意の俗語だった

「創意工夫」という四字熟語自体は特定の故事成語ではありませんが、その後半部分「工夫(くふう)」には意外な歴史的ルーツがあります。

「工夫」は「功夫」とも書き、宋の時代の中国の話し言葉では「時間と労力を使う」「手間ひまをかける」という意味でした。
朱子学や陽明学では人格を磨くための実践や修行、勉強をこの語で表し、禅宗では座禅に専念することを指しました。

日本語の「工夫」にも、よい方法を考え出すという意味のほかに、仏道修行に専念すること、特に禅宗で座禅に専心することという意味があります。

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