望んでいた仕事に就き、大切な人にも恵まれ、この先の日々を想像するだけで胸が高鳴る。
そんな幸福に満ちた未来を表すのが、「バラ色の人生」(ばらいろのじんせい)です。
意味
「バラ色の人生」とは、希望に満ち、幸福で輝かしい人生という意味です。
実際に起きた出来事だけでなく、これから訪れるであろう明るい未来への期待を込めて使われることが多い言葉です。
語源・由来
「バラ色」を幸福の象徴とする発想は、日本語だけでなく世界の複数の言語に共通して見られる比喩です。
フランス語には「La Vie en Rose(バラ色の人生)」という言葉があり、1946年にシャンソン歌手エディット・ピアフが同名の曲を発表したことで、世界的に広く知られるようになりました。
恋によって世界が明るく美しく見える、という歌の内容が象徴するように、鮮やかで温かみのあるバラの色は、古くから幸福や希望の象徴として、洋の東西を問わず親しまれてきました。
使い方・例文
「バラ色の人生」は、幸福な未来への期待や、恵まれた境遇を語る場面で使われます。
- 結婚して、これからバラ色の人生が待っていると信じている。
- 宝くじが当たれば、バラ色の人生が送れるだろうと夢見ていた。
- 就職が決まり、彼女の前にはバラ色の人生が広がっていた。
類義語・関連語
「バラ色の人生」と同様に、明るく希望に満ちた将来を表す言葉には、以下のようなものがあります。
対義語
「バラ色の人生」と反対の意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 灰色の青春(はいいろのせいしゅん):
喜びや楽しみに乏しい、暗く単調な時期。
英語表現
see life through rose-colored glasses
バラ色のレンズを通して人生を見る、つまり物事を楽観的に捉えるという意味の表現。
She tends to see life through rose-colored glasses.
(彼女は物事をバラ色の人生のように楽観的に見る傾向がある。)
なぜ「幸福」の色にバラが選ばれたのか
バラは古代から、美しさや愛情の象徴として、多くの文化圏で特別な花として扱われてきました。
その花びらが持つ鮮やかで温かみのある色合いは、頬を上気させる恋の高揚感や、日の光に満ちた幸福な気分を連想させやすかったと考えられています。
英語の「rose-colored glasses(バラ色の眼鏡)」という慣用句も、物事を実際より良く、楽観的に見てしまう心理を表す言葉として広く使われています。
「バラ色」という色のイメージが、洋の東西を問わず幸福や楽観と結びつけられてきたことがうかがえます。









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