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漆黒の闇


(しっこくのやみ)

光がまったくない、深く濃い真っ暗闇。恐怖や不気味さを伴う場面を描くときに使われることが多い表現。


7文字の言葉し・じ」から始まる言葉
漆黒の闇 ことば一覧
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意味

「漆黒の闇」とは、光がまったくない、本当の真っ暗闇という意味です。

単に暗いというだけでなく、一点の光もないほどの深く濃い暗さを強調する表現で、恐怖や不気味さを伴う場面で使われることが多い言葉です。

  • 漆黒(しっこく):漆塗りのように、深く艶のある黒色。
  • (やみ):光がなく、何も見えない状態。

語源・由来

「漆黒」は、日本の伝統工芸である漆器の、深く艶やかな黒色に由来する言葉です。

漆の木から採れる樹液を塗り重ねてつくられる漆器は、幾重にも塗りを重ねることで、他の黒色とは一線を画す深みと艶を持つ黒に仕上がります。
この漆特有の、底の見えないような濃密な黒さが、光の届かない暗闇の深さを形容する言葉として「漆黒の闇」に使われるようになりました。

使い方・例文

「漆黒の闇」は、光の届かない深い暗闇を強調して描写する場面で使われます。

  • 停電した部屋は、たちまち漆黒の闇に包まれた。
  • 洞窟の奥は、漆黒の闇で何も見えなかった。
  • 新月の夜、山道は漆黒の闇に沈んでいた。

類義語・関連語

「漆黒の闇」と同様に、深い暗闇を表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 暗黒(あんこく):
    光がなく、真っ暗であること。
  • 五里霧中(ごりむちゅう):
    深い霧の中にいるように、物事の様子や見通しがまったくつかめないこと。

英語表現

pitch dark

「ピッチ(樹脂の一種)のように真っ黒な」という語源を持つ、真っ暗闇を表す定番の表現。

It was pitch dark inside the cave.
(洞窟の中は漆黒の闇だった。)

漆器の黒は、なぜあれほど深いのか

漆器の黒が特別な深みを持つのは、漆に鉄分などを混ぜて化学反応を起こさせ、これを何度も薄く塗り重ねる、手間のかかる製法によるものです。
塗りと乾燥を繰り返すことで、光を奥まで吸い込むような、独特の艶と奥行きが生まれます。

単純な黒色の塗料とは異なり、漆黒には見る角度によって微妙に表情を変える複雑な奥行きがあります。
「漆黒の闇」という表現が、単なる「真っ黒」以上の深さや底知れなさを感じさせるのは、この職人技によって磨き上げられた漆器の黒が持つ、圧倒的な質感が背景にあるためです。

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