意味
「泥のように眠る(どろのようにねむる)」とは、我を忘れるほど深く、ぐったりと眠りこけることです。
心身の疲労が限界に達し、何をされても目覚めないほどの深い眠りを指すため、休息への安堵感や疲労困憊のニュアンスを伴う言葉です。
- 泥(どろ):正体を失うほど、ぐったりした状態のたとえ。
- 眠る(ねむる):深く意識を失って休むこと。
語源・由来
「泥のように眠る」は、正体をなくしてぐったりと眠り込む様子を「泥」にたとえた言い方です。
酔いつぶれることをいう「泥酔」の「泥」については、中国の古典に登場する伝説上の生き物「泥」だとする説があります。
この説は「泥酔」の「泥」についてのもので、眠りについて述べたものではありません。
使い方・例文
「泥のように眠る」は、疲労困憊した末に、深く眠り込む様子を表す場面で使われます。
- 徹夜明けの体で帰宅し、泥のように眠った。
- 疲れ果てて、ソファで泥のように眠ってしまった。
- 旅行の疲れか、彼は10時間も泥のように眠った。
類義語・関連語
「泥のように眠る」と同様に、深い眠りを表す言葉には、以下のようなものがあります。
- 白河夜船(しらかわよふね):
ぐっすり眠り込んで、周囲の物音にも気づかないこと。 - 爆睡する(ばくすいする):
深く眠り込むこと。
「泥のように眠る」と「白河夜船」の違い
どちらも熟睡を表しますが、「泥のように眠る」は疲労による脱力感に、「白河夜船」は周囲に何も気づかないほどの没入感に重点があります。
英語表現
sleep like a log
丸太のようにぴくりとも動かず、深く眠る様子を表す口語表現。
After the marathon, I slept like a log for twelve hours.
(マラソンの後、私は泥のように12時間眠った。)
骨のない虫「泥」の説は泥酔の話、「泥のように眠る」とは別
「泥酔」の「泥」を、土と水が混ざった泥ではなく、骨のない虫「泥」とする説があります。
宋代の随筆『墨荘漫録』には、この虫は南の海にすみ、水の中では生きているが、水を失うと酔ったようになって、ひと山の泥のようになる、という説が書き留められています。
ひどく酔うことをいう「酔うて泥の如し」の「泥」を説明する話で、眠りの様子を述べたものではありません。










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