意味
「目角を立てる」とは、強い怒りを覚えて、目をつり上げるようにして相手を鋭く見据えることを意味します。言葉よりも先に、目つきの険しさに怒りが表れる様子を表します。
- 目角(めかど):目がつり上がったときにできる目尻の角。
- 立てる(たてる):目立たせる、際立たせる。
語源・由来
「目角を立てる」は、目の形の変化をそのまま言葉にした表現です。
「角」は本来、物の尖った部分や角度を指す言葉ですが、ここでは怒りで目がつり上がったときにできる、目尻の鋭い角度を指しています。
穏やかなときは丸みを帯びて見える目も、怒りで筋肉が緊張すると細くつり上がり、目尻に角ができたように見える。
その様子を「目に角を立てる」と表したのが、この言葉の由来です。
「目角を立てる」は「目に角を立てる」を縮めた言い方として使われています。
使い方・例文
「目角を立てる」は、怒りをあらわにして相手を睨みつける場面で使われます。
- 些細な失敗に、母は目角を立てて叱った。
- そんなに目角を立てなくても、悪気はなかったんだ。
- 彼女は目角を立てながら、約束を破った理由を問いただした。
類義語・関連語
「目角を立てる」と同様に、怒りによる目つきの変化を表す言葉には以下のようなものがあります。
- 目を三角にする(めをさんかくにする):怒りで目つきが鋭くなる様子。
- 目を吊り上げる(めをつりあげる):怒りで目尻が上がる様子。
丸い目と角ばった目
怒りを目つきで表す言葉には、「目角を立てる」のほかに「目を三角にする」「目を吊り上げる」などがあります。
いずれも、怒りによって目の周りの筋肉が緊張し、普段とは違う形に見える現象を捉えた表現です。
「角」に見立てるか「三角」に見立てるかの違いはありますが、どちらも目尻が鋭くつり上がる様子を、角ばった形にたとえている点は共通しています。
顔の表情の変化を、丸みのある形から角ばった形への変化として捉える発想は、日本語の慣用句に繰り返し登場するパターンです。










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