意味
折り目正しいとは、礼儀にかなった、きちんとした態度や振る舞いを崩さない様子を表します。
形式的なマナーの正しさだけでなく、誠実で几帳面な人柄の印象も込めて使われます。
- 折り目(おりめ):布などを折った時にできる筋目。
- 正しい(ただしい):整っていて乱れがないこと。
語源・由来
着物や布をきちんとたたんだときにできる筋目がまっすぐ整っている様子を、「折り目正しい」と表現したことに由来するという説があります。
折り目が乱れていない布が丁寧に扱われてきた証であるのと同じように、礼儀作法が乱れていない人の態度を、布の折り目にたとえて表すようになったと考えられます。
使い方・例文
折り目正しいは、挨拶や言葉遣いなど、礼儀にかなった振る舞いをする人を評する場面で使われます。
- 新入社員は折り目正しい挨拶で好印象を与えた。
- 祖父は昔ながらの折り目正しい人物として知られる。
- 折り目正しい言葉遣いは、相手に安心感を与える。
類義語・関連語
折り目正しいと同様に、礼儀にかなった態度を表す言葉には、以下のようなものがあります。
- 礼儀正しい(れいぎただしい):
作法にかなった正しい態度をとること。
対義語
折り目正しいとは反対に、礼儀作法から外れた様子を表す言葉があります。
- 無作法(ぶさほう):
礼儀作法に外れていること。
英語表現
well-mannered
礼儀正しく、行儀の良い人柄を表す語。
Their new employee is well-mannered and always greets everyone politely.
(新入社員は折り目正しく、いつも礼儀正しく挨拶をする。)
「折り目」という日本語らしい発想
礼儀正しさを、人の内面ではなく布の「折り目」という物のかたちにたとえる発想は、着物文化を背景に持つ日本語らしい表現だといえます。
折り目は一度つけると簡単には消えず、丁寧に手入れされたものほどまっすぐに残ります。
人の礼儀作法も同じように、日々の積み重ねによって自然と身につき、ふとした所作ににじみ出るものだという考え方が、この言葉の背景には流れています。










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