二股をかける

「二股をかける」(ふたまたをかける)の文字タイポグラフィのみのサムネ(仮サムネ2) 個別解説
スポンサーリンク

どちらに転んでも損をしないよう、同時に二つのことへ手を伸ばしておく、そんなずるさを表すのが、「二股をかける」(ふたまたをかける)です。

意味

二股をかけるとは、同時に二つの物事へ関わり、どちらに転んでも都合がよいようにしておくという意味です。
特に、二人の相手と同時に交際することを指して使われることが多い言葉です。

  • 二股(ふたまた):もとは一つで、先が二つに分かれていること。

語源・由来

「二股」は、木の幹や道など、もとは一つのものが途中から二つに分かれている形を表す言葉です。
その形になぞらえ、両方に足をかけて渡しておく、つまり二つの選択肢の両方に関わっておくことを「二股をかける」と表現するようになりました。
戦国時代末期には、伊達政宗が態度をはっきりさせず両陣営にいい顔をすることを「二股膏薬」(右足にも左足にもいつの間にか貼りついている膏薬)と揶揄されたという逸話が伝わっており、こうした「どちらにもつく」ニュアンスが、現在の「二股をかける」の使われ方の背景にあると考えられています。

使い方・例文

「二股をかける」は、複数の相手や選択肢に同時に関わる様子を表す際に使われます。

  • 彼は二人の相手に二股をかけていたことがばれて別れた。
  • 就職先を決めきれず、二社に二股をかけて内定を待った。
  • 恋人に二股をかけられていたと知り、彼女は深く傷ついた。

類義語・関連語

  • 両天秤にかける(りょうてんびんにかける):
    どちらに転んでもよいよう、二つの選択肢を並行して選ぶこと。

英語表現

  • two-time (someone)
    恋愛関係において、相手に隠れて他の人とも交際すること。

なぜ人は「二股」に手を伸ばしてしまうのか

「二股をかける」という行動の背景には、一つの選択に踏み切れないリスク回避の心理があるとされます。
恋愛だけでなく、就職活動やビジネスの契約交渉など、複数の選択肢を並行して進める場面は日常的に存在します。
ただし、相手に隠れて行う二股と、双方に事情を伝えたうえで比較検討する行為とでは、周囲からの見え方が大きく異なります。

スポンサーリンク

コメント