どの面下げて

どの面下げての文字タイポグラフィサムネイル 個別解説
スポンサーリンク

さんざん迷惑をかけて姿を消した相手が、悪びれもせず目の前に現れる。
その厚かましさに呆れる気持ちをぶつけるのが、「どの面下げて」(どのつらさげて)です。

意味

「どの面下げて」とは、恥知らずな振る舞いをした人が、平然と姿を見せることを咎める言葉という意味です。

「どんな顔をして」という問いかけの形を取りながら、実際には強い非難や呆れの気持ちを込めて使われます。

  • (つら):顔をぞんざいに言った言葉。
  • 下げて(さげて):顔を出すこと。

語源・由来

「どの面下げて」は、特定の書物に由来するものではなく、「面」という顔をぞんざいに指す言葉と、「面を下げる」という顔を出す動作を組み合わせた言い回しです。

恥ずかしい行いをした人間が悪びれずに姿を見せる様子への呆れや怒りを、日常会話の中でぶつける言葉として広まったと考えられます。
自分に対して使う場合は、過去の行いを振り返っての強い自己嫌悪や気まずさを表します。

使い方・例文

「どの面下げて」は、恥知らずな相手を強く非難したり、自分の過去の行いを恥じたりする場面で使われます。

  • 迷惑をかけておいて、どの面下げて戻ってきたのか。
  • どの面下げて今さら謝れというんだ。
  • 大口を叩いた手前、どの面下げて帰れというのか。

類義語・関連語

「どの面下げて」と同じように、恥知らずな厚かましさを表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 厚顔無恥(こうがんむち):
    厚かましくて、恥知らずな様子。
  • 恥知らず(はじしらず):
    恥を恥とも思わない、ずうずうしい様子。

英語表現

how dare you show your face

直訳「よくも顔を見せられるものだ」で、恥知らずな相手への強い非難を込めた表現。

How dare you show your face here after what you did!
(あんなことをしておいて、どの面下げてここに来たんだ。)

「顔」と「面」に宿る語感の違い

「面(つら)」は、「顔」を乱暴に、あるいは卑俗に言い換えた言葉です。
「面構え」「しかめっ面」「泣きっ面」など、感情や態度がありありと表れた顔つきを表す言葉の多くに「面」が使われています。

「顔」が中立的で丁寧な響きを持つのに対し、「面」にはぞんざいさや軽蔑のニュアンスが伴いやすく、「どの面下げて」という言い回しも、この語感の違いを利用して相手への強い非難を表しています。

スポンサーリンク

コメント