ことわざ

死なばもろとも

(しなばもろとも)

死ぬときは一緒だということ。仲間と運命を共にする覚悟や、相手を道連れにするという意味で使われる。

異形:死なば諸共

7文字の言葉 / 「し・じ」から始まる言葉
死なばもろとも ことば
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意味

「死なばもろとも(しなばもろとも)」とは、死ぬときは一緒だということです。
仲間と運命を共にする覚悟を表す前向きな使い方と、相手を道連れにしてやるという意味の使い方の、両方で用いられます。

  • 死なば(しなば):もし死ぬならば。
  • もろとも(諸共):一緒に、共に。

語源・由来

「死なば」は、「死ぬ」の未然形に、仮定を表す接続助詞「ば」が付いた形で、「もし死ぬならば」という意味を表します。
「もろとも(諸共)」は「一緒に」の意で、全体で「死ぬなら一緒に」という覚悟を表します。
同じ言葉が、仲間と運命を共にする決意にも、相手を道連れにしてやるという気持ちにも使われます。

使い方・例文

「死なばもろとも」は、仲間との強い結束や、道連れにする覚悟を表す際に使われます。

  • 苦楽を共にした仲間たちと、死なばもろともの覚悟でこの計画に挑む。
  • こうなったら死なばもろともだ、最後まで付き合ってもらうぞ。
  • チーム全員が死なばもろともの精神で、逆境に立ち向かった。

類義語・関連語

「死なばもろとも」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 一蓮托生(いちれんたくしょう):
    良い結果も悪い結果も、運命を共にすること。
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英語表現

We sink or swim together

「一緒に浮かぶか沈むか、運命を共にする」という意味の表現。

Whatever happens, we sink or swim together.
(何が起きようと、死なばもろともだ。)

go down together

「(悪い結果を含めて)一緒に終わる」という言い回し。

If this plan fails, we’ll go down together.
(この計画が失敗すれば、死なばもろともだ。)

平教経、敵の兄弟を抱えて壇ノ浦に沈む

1185年の壇ノ浦の戦いは、源氏と平家が関門海峡で戦った、平家にとって最後の戦いです。
『平家物語』巻十一「能登殿最期のとどのさいご」は、この戦いで敗れを悟った清盛の甥、平教経たいらののりつねの最期を描いています。

教経のりつねは、三十人力といわれた安芸太郎実光あきのたろうさねみつと弟の次郎に組みかかられると、二人を両脇に抱えて締め上げました。
そして「いざうれ、さらばおのれら死出の山の供せよ」(さあ、それならお前たち、あの世への旅の供をせよ)と言い、二十六歳で海へ飛び込みます。
敵を道連れにして死ぬ、まさに「死なばもろとも」の最期です。

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