四字熟語

一家眷属

(いっかけんぞく)

家族と血のつながった者たちのすべて。家族全体。一門。一族。

異形:一家眷族

7文字の言葉」から始まる言葉
一家眷属 ことば
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意味

「一家眷属」は、家族に縁者まで加えた集まりを、ひとまとめに数えるときに使われます。
家族と血縁者、家族全体、一族を指す言葉です。
「眷属」には従者や配下の者という語義もあるため、家来まで引き連れた一団を指す使い方をされることがあります。

  • 一家(いっか):一つの家。家族全体。
  • 眷属(けんぞく):血のつながった一族。従者や配下の者。

語源・由来

「一家眷属」の「眷属」は、古くから使われてきた言葉です。
鎌倉時代の『方丈記』には、「或は妻子眷属のために作り」という一節が出てきます。

「眷属」には、従者や家来を指す語義もあります。
血縁と主従という二つの結びつきを一語でまかなうため、「一家眷属」も家族だけを指す場合と、家来まで含める場合とに分かれます。

使い方・例文

「一家眷属」は、家族と縁者がそろって動いたり、まとめて扱われたりする場面で使われます。

  • 正月には一家眷属が本家の座敷に集まる。
  • 一家眷属を引き連れて、祖父は北の町へ移った。
  • 事業の失敗で一家眷属が路頭に迷いかけた。

類義語・関連語

「一家眷属」と同じように、家族のまとまりや血のつながりを表す言葉があります。

  • 一家団欒(いっかだんらん):
    家族が集まってなごやかに過ごすひととき。
  • 血は水よりも濃い(ちはみずよりもこい):
    血のつながった者どうしの結びつきは他人より強いという見方。

「妻子眷族(さいしけんぞく)」も、妻子と縁者をひとまとめに指す言葉です。

「眷属」と「眷族」の書き分け

「一家眷属」は、「一家眷族」とも書きます。
「眷族」は血のつながっている一族を指し、日本では従者や配下の者の意味にも使われてきました。
どちらで書いても意味は変わりません。

英語表現

kith and kin

知り合いと親類をひとまとめにした、親類縁者という言い方。

He invited all his kith and kin to the ceremony.
(彼は親類縁者をすべて式に招きました。)

kinsfolk

親戚や親類をまとめて数えるときの名詞。

Her kinsfolk still live in the same village.
(彼女の親類は今も同じ村に住んでいます。)

仏のそばに控える眷属たち

「眷属」は、サンスクリット語のパリバーラを漢訳した言葉とされます。
仏や菩薩に付き従う者を指し、薬師仏の十二神将、不動明王の八大童子、普賢菩薩の十羅刹女、千手観音の二十八部衆などがこれにあたります。
いずれも本尊のわきに控える脇侍について用いる呼び方です。
弟子や従者、さらに広く仏の教えを受ける者すべてを指す使い方もあり、狭い意味では親族や身内を表します。

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