意味
「連戦連勝(れんせんれんしょう)」とは、戦いや試合を重ねるたびに、一度も負けることなく勝ち続ける様子を指す四字熟語です。
スポーツの実況や経済ニュースなど、勢いの良さを強調したい場面で好んで使われます。
語源・由来
「連戦連勝」は、「連戦」と「連勝」という、意味の近い二つの言葉を重ねてできた四字熟語です。
「連」という漢字には、途切れることなく続くという意味があり、「連日」「連続」など、同じ働きをする熟語は数多くあります。戦いを重ねるたびに勝利を重ねるという状態を、この「連」を軸にした対の言葉で表しています。
使い方・例文
「連戦連勝」は、勝負ごとで勢いが止まらない様子を伝えたいときに使われます。
- 地区大会から全国大会まで、我がチームは連戦連勝で勝ち進んだ。
- 新人ながら連戦連勝を続け、たちまち注目の選手となった。
類義語・関連語
「連戦連勝」と同じく、戦いに勝ち続ける様子を表す言葉に、次のようなものがあります。
- 百戦百勝(ひゃくせんひゃくしょう):
数多くの戦いのすべてに勝つこと。
「連戦連勝」と「百戦百勝」の違い
どちらも勝ち続ける様子を表しますが、どこに重きを置くかが異なります。
| 語句 | 強調する点 |
|---|---|
| 連戦連勝 (れんせんれんしょう) | 途切れることのない連続性 |
| 百戦百勝 (ひゃくせんひゃくしょう) | 戦いの数の多さ |
対義語
「連戦連勝」とは正反対に、負け続ける様子を表す言葉に「連戦連敗」があります。
- 連戦連敗(れんせんれんぱい):
戦うたびに、続けて負け続けること。
英語表現
on a winning streak
直訳は「勝利の連続に乗っている」で、スポーツやビジネスなどで勝利や成功が続いている状態を表す表現。
The team is on a winning streak, having won ten games in a row.
(そのチームは10連勝中で、勝利の波に乗っている。)
「百戦百勝」を最上としなかった孫子
似た言葉として挙げた「百戦百勝」のほうには、はっきりした出典があります。
『孫子』の謀攻篇に「百戦百勝は、善の善なる者に非ざるなり」と出てきます。
ただしこれは讃える言葉ではありません。
孫子はその直後に「戦わずして人の兵を屈するが、善の善なる者なり」と続けます。
戦うたびに勝つのは最上ではなく、戦わずに相手を退かせるほうが上だ、という意味です。
謀攻篇はその前段で、国も軍も傷つけずに丸ごと手に入れるのが上策で、打ち破るのはその次だ、と順序を立てています。
勝った回数ではなく、どれだけ壊さずに済ませたかで測るという考え方です。
一方「連戦連勝」に、そうした出典はありません。
「連戦」と「連勝」という意味の近い二語を重ねて作られた言い方で、勝ち続けることをそのまま讃えます。
似た意味で並ぶ二つですが、片方は勝ち続けることを最上としない文章から生まれ、もう片方は勝ち続けること自体を讃えるために作られた、という違いがあります。










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