慣用句

癩の瘡うらみ

(かったいのかさうらみ)

たいして差のないものをうらやむこと。また、ぐちをこぼすこと。


10文字の言葉 / 「か・が」から始まる言葉
癩の瘡うらみ ことば
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意味

「癩の瘡うらみ(かったいのかさうらみ)」は、たいして差のないもの同士を比べて、相手をうらやんだりぐちをこぼしたりすることを意味することわざです。
もとは、ある病を患う人が、別の病を患う人をうらやむという例えから生まれた言い方です。

誤用・注意点

この言葉には、必ず知っておくべき注意点があります。
「癩らい」はハンセン病を指す古い呼び方で、現在では差別的な意味合いを持つ語として使用が避けられています。
「癩の瘡うらみ」は、そうした病への偏見を背景に生まれたことわざであり、歴史的な言葉として記録には残っていますが、現代の会話で実際に使うための言葉ではありません。
この項目も、言葉の成り立ちを知るための辞書的な記録として扱っています。

語源・由来

「癩の瘡うらみ」は、ハンセン病を患う人が、梅毒などによる瘡(かさ、皮膚にできる病変)を患う人をうらやむ、という例えから生まれた言葉とされています。
「うらみ」は「うらやむ」の意味に取るのが一般的ですが、自分にできた瘡を恨めしく思う意味に取り、ぐちをこぼすたとえと見る説もあります。
どちらも当時は治療の難しい病でしたが、わずかな違いを比べて相手を羨むという、人の心の動きを映した言い回しです。

「癩の瘡うらみ」は江戸いろはかるたの「か」の札、戦後のかるたは採らず

「癩の瘡うらみ」は、江戸いろはかるたの「か」の札として使われていた言葉です。
戦後の犬棒かるた(「犬も歩けば棒に当たる」で始まる江戸系のかるた)で、この句を採っているものはありません。
なお、上方系のいろはかるたでは、「か」の札に「かえるの面に水」が使われています。

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