ことわざ

男女七歳にして席を同じゅうせず

(だんじょななさいにしてせきをおなじゅうせず)

7歳になったら男女は席や食事をともにしないという、古代中国の礼の教え。

異形:男女七歳にして席を同じうせず

21文字の言葉た・だ」から始まる言葉
男女七歳にして席を同じゅうせず ことば
スポンサーリンク

意味

「男女七歳にして席を同じゅうせず」とは、子供が7歳になったら男女は席や食事をともにしてはいけないという、古代中国の礼の教えを表す言葉です。
現代の目から見れば男女を早くから分け隔てる考え方ですが、当時は子供に分別がつき始める年齢の目安として説かれたものでした。

  • (せき):ここでは椅子ではなく、ともに座ったり寝たりする敷物や茣蓙(ござ)のこと。

語源・由来

「男女七歳にして席を同じゅうせず」は、中国の古典『礼記(らいき)』の「内則」という篇に登場します。
原文は「七年、男女、席を同じゅうせず、食を共にせず」で、7歳になったら男女は席や食事をともにしてはならない、という意味です。
儒教では、子供が善悪の分別を持ち始める年齢を7歳ごろとみなし、その節目に男女の区別を教え込む考え方がありました。

使い方・例文

「男女七歳にして席を同じゅうせず」は、昔の教えを引き合いに出す場面で使われます。

  • 祖父は男女七歳にして席を同じゅうせずと言って、孫たちの席をきっちり分けていた。
  • 男女七歳にして席を同じゅうせず」という考え方は、今の家庭ではもう通用しない。

誤用・注意点

この言葉は、現代の男女平等の考え方とは相いれない、前近代の教えです。
教訓として今の人間関係にそのまま当てはめるための言葉ではなく、当時の社会でどのような考え方がされていたかを知るためのことわざとして理解する必要があります。

礼記に並ぶ1年刻みの子育て

礼記の「内則」には、実はこの一文の前後にも、子供の年齢ごとの教育課程が並んでいます。
6歳では数の数え方と方角の名前を教え、7歳で男女の席を分け、8歳では出入りや食事の際に年長者を優先することを教え、9歳では日にちの数え方を、10歳になると師のもとへ出て泊まり込みで学問を始めさせる、という具合です。
「男女七歳にして席を同じゅうせず」は、こうした1年刻みの子育てカリキュラムの中の一項目として書かれていたものです。

スポンサーリンク

コメント