四字熟語

談論風発

(だんろんふうはつ)

話し合いや議論が、風が起こるように勢いよく活発に行われること。


8文字の言葉た・だ」から始まる言葉
談論風発 ことば
スポンサーリンク

意味

「談論風発」は、話し合いの場で次々と意見が勢いよく飛び交う様子を表す言葉です。
一人が意見を述べるとまた別の意見が続くというように話が途切れず盛り上がる場面で使われ、堅苦しさのない活気ある雰囲気を伴います。

  • 談論(だんろん):話し合ったり議論したりすること。
  • 風発(ふうはつ):風が起こるように、勢いよく事が起こること。

語源・由来

「談論風発」は、「談論」と「風発」という二つの言葉が組み合わさってできた四字熟語です。
「談論」は話し合いや議論そのものを指し、「風発」は風が勢いよく吹き起こる様子から、物事が盛んに起こるさまを表す言葉として使われてきました。
意見が風のように次々と湧き上がる情景を重ね合わせ、活発な議論の場を言い表す四字熟語として定着しました。

使い方・例文

「談論風発」は、会議や懇談の場で次々と意見が飛び交い、話が盛り上がる様子を表す場面で使われます。

  • 同窓会は談論風発、夜が更けるまで話が尽きなかった。
  • 若手からも談論風発の勢いで意見が飛び出した。
  • あの会議は談論風発で、まとめるのに苦労するほどだった。

類義語・関連語

「談論風発」と同じように、活発な議論の様子を表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 侃々諤々(かんかんがくがく):
    恐れることなく、盛んに正論を述べ合うこと。
  • 議論百出(ぎろんひゃくしゅつ):
    さまざまな意見が次々と出て、活発に議論されること。

「談論風発」と類義語の違い

三つとも活発な議論を表す言葉ですが、重きを置く点が異なります。
「談論風発」は話が勢いよく盛り上がる様子そのものを、「侃々諤々」は臆せず正論を言い合う姿勢を、「議論百出」は出てくる意見の多さを表します。

語句重きを置く点
談論風発
(だんろんふうはつ)
話が勢いよく盛り上がる様子
侃々諤々
(かんかんがくがく)
臆せず正論を言い合う姿勢
議論百出
(ぎろんひゃくしゅつ)
出てくる意見の多さ

韓愈の文に見える「風発」という勢い

「談論風発」は、「談論」(話し合い、議論)と「風発」(風が巻き起こるように勢いよく起こること)という二つの言葉を組み合わせた四字熟語です。
「風発」という語自体は、唐代の文人である韓愈かんゆの文章にも見られ、物事が風のように勢いよく起こる様子を表す言葉として使われていました。

「談論」と「風発」を組み合わせることで、話や議論が次々と勢いよく飛び交う場面を表す言葉として使われるようになりました。
二つの二字熟語を組み合わせて動きの激しさを強調する構成は、漢語由来の四字熟語にしばしば見られる作り方です。

明治から大正期の文人、島崎藤村の随筆『千曲川のスケッチ』にも用例が見られ、議論が活発に交わされる場面を描写する言葉として、近代以降の文章にも受け継がれてきました。

スポンサーリンク

コメント