意味
「甑に坐するが如し(こしきにざするがごとし)」とは、夏の暑さが非常にきびしい様子という意味です。
暑気のはなはだしさを、下から蒸される様子にたとえた言い方です。
- 甑(こしき):米などを蒸す器。
- 坐する(ざする):座る。
- 如し(ごとし):〜のようだ。
語源・由来
この言葉は、唐の詩人韓愈の詩「鄭羣贈簟詩」にある、次の一節が由来です。
題は、鄭羣が簟(= 竹で編んだ敷物)を贈ってくれたことを表しています。
自從五月困暑濕、如坐深甑遭蒸炊
(五月になってから暑さと湿気に苦しみ、深い甑に座って蒸されているようだ。)
使い方・例文
- 窓を閉め切った車内は、甑に坐するが如しの暑さだった。
- 冷房の切れた満員の電車は甑に坐するが如しで、誰もが汗をぬぐっていた。
- 真夏の屋根裏部屋で荷物を探したが、甑に坐するが如しで十分もいられなかった。


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