慣用句 故事成語

甑に坐するが如し

(こしきにざするがごとし)

蒸す器に座っているような、夏のひどい暑さのたとえ。


11文字の言葉 / 「こ・ご」から始まる言葉
甑に坐するが如し ことば
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意味

「甑こしきに坐するが如し(こしきにざするがごとし)」とは、夏の暑さが非常にきびしい様子という意味です。
暑気のはなはだしさを、下から蒸される様子にたとえた言い方です。

  • 甑(こしき):米などを蒸す器。
  • 坐する(ざする):座る。
  • 如し(ごとし):〜のようだ。

語源・由来

この言葉は、唐の詩人韓愈かんゆの詩「鄭羣ていぐん贈簟てん詩」にある、次の一節が由来です。
題は、鄭羣が簟てん(= 竹で編んだ敷物)を贈ってくれたことを表しています。

自從五月困暑濕、如坐深甑こしき遭蒸炊
(五月になってから暑さと湿気に苦しみ、深い甑こしきに座って蒸されているようだ。)

使い方・例文

  • 窓を閉め切った車内は、甑こしきに坐するが如しの暑さだった。
  • 冷房の切れた満員の電車は甑こしきに坐するが如しで、誰もが汗をぬぐっていた。
  • 真夏の屋根裏部屋で荷物を探したが、甑こしきに坐するが如しで十分もいられなかった。
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