意味
「流金鑠石(りゅうきんしゃくせき)」とは、厳しい暑さのたとえという意味です。
金属を溶かして流し、石までも溶かすほどの暑さ、という文字どおりの意味をもとにした言葉です。
「鑠」は「溶かす」という意味の字で、「流金」と「鑠石」を並べた形になっています。
語源・由来
この言葉は、『楚辞』(= 中国の古い詩集)の「招魂」(= 離れた魂を呼び戻す詩)にある、次の一節が由来です。
魂兮歸來,東方不可以托些。長人千仞,惟魂是索些。十日代出,流金鑠石些。彼皆習之,魂往必釋些。
(魂よ、帰っておいで。東方に身を寄せてはならない。とても背の高い大男が魂を探し求めている。十の太陽が代わる代わる出て、金を流し石を溶かす。彼らはそれに慣れているが、魂が行けばきっと溶けてしまう。)
魂に「東方へ行ってはならない」と語りかける部分で、その理由として、十の太陽が出て金も石も溶ける土地だと述べています。
この十個の太陽の伝説が、「流金鑠石」のもとになりました。
使い方・例文
- 真夏の工事現場は流金鑠石の暑さで、休憩のたびに水を飲み干した。
- 流金鑠石の昼下がり、アスファルトの上に陽炎が立ちのぼっていた。
- 流金鑠石の猛暑日には、屋外での長い練習を控えるよう呼びかけられた。
類義語・関連語
- 流金焦土(りゅうきんしょうど):
金属を溶かし、土を焦がすほどの暑さ。


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