意味
「大鉈を振るう(おおなたをふるう)」とは、思い切った決断で、むだなものを大きく削って整理するという意味です。
語源・由来
この言葉は、「大鉈」を「振るう」という組み立てです。
大鉈は大きな鉈を指します。
鉈は幅のある厚い刃物に柄をつけたもので、まき割りや木の枝下ろしに使います。
使い方・例文
削る対象は「〜に」で示します。
- 新社長は赤字続きの部門に大鉈を振るい、三つの事業から撤退した。
- 市は来年度の予算編成で、効果の薄い補助金に大鉈を振るう方針だ。
- 会議の資料が多すぎたので、課長が大鉈を振るって半分に減らした。
使うときの注意
「大鉈を振る」とするのは誤りです。
動詞は「振るう」で、活用させるときも「振るい」「振るって」の形にします。
類義語・関連語
思い切った手段で問題に取り組むという点で、次の語が近い意味です。
- メスを入れる(めすをいれる):
根本から解決するために、思い切った手段をとること。事態を厳しく追及し批判する意味にも。
「大鉈を振るう」と「メスを入れる」の違い
どちらも、思い切った処置をとるという点で共通しています。
違いは、「大鉈を振るう」が不要なものを切って整理することに重きがあるのに対し、「メスを入れる」は事態を厳しく追及する、解決に取りかかるといった意味にも広がる点です。
「大鉈を振るう」の鉈には片刃と両刃がある
鉈には、刃の形によって腰鉈・剣鉈・海老鉈・竹割鉈などの種類があります。
刃の付け方にも片刃と両刃があり、東北日本では片刃、西南日本では両刃のものが分布しています。
両刃は右利き・左利きにかかわらず使え、薪や竹を縦に割るのに向いています。

コメント